森林環境税

15年ほど前に2.5ヘクタールの山林を買いました。

その話を聞きつけ地元とのN田建設さんが、「買った山の木を売って欲しい」と。

私が植えた木ではなく、自然に生えた木です。

その木が大きくなる為、何の手も掛けてはいません、したがってそれをお金にするのは、なんとなく後ろめたくいったん断ったんですが、なんとか売って欲しいと懇願され、とうとう売ることにしました。

で、「この山の木は私が植えても手入れもしていません。したがって切るのは後ろめたいんですよ。そこで桜の木だけは残してください。それなら売りますよ」と制限付きで売る話をしました。

直径1mの桜の木が50本はあったはずです。

「それでよい」との返事だったので木を切らせました。

ところが、このN田建設は、そんな約束は何処吹く風とばかりに、ものの見事に全部切り倒してしまったのです。

切ってしまった桜はもう元へは戻りません。

約束の守らないN田建設は、営林署(今はなんと言うのか?)の仕事や、木を切る仕事をしています。

話は変わりますが、いまから5年ほど前、自宅に隣接する山を持っている方が、自分の土地に生えている木を売りました。

切ったのはA岡さん。

2年前にその地主さんが来たので、あらためて切った場所を確認すると、なんと私の土地の太い木まで何本も切ってあるではありませんか。

また、数年前には国立公園摩周湖で、不法伐採がおおきな問題になりましたよね。

つまり何が言いたいかと言うと、山の仕事などをする人は嘘つきだということです。

ところで、いま北海道は森林環境税として、1人年500円を、5年間、税収75億円の制度導入を検討しています。

意味は解りますよ、地球温暖化防止を目的としているんでしょうね。

この森林環境税に言いたいこと三つ。

一つは、いまその仕事をしている業者は、信用できません。

無論全員とは言いませんが、少なくとも私の知っている人は全部でしたね。

次に、
こんなことは、新たな税金を作らないで、今ある税金の使い道を工夫してやって欲しいものです。

最後に、
それよりなにより、北海道民がこの税金を負担する必要があるのでしょうか。

この税金は、オール日本で考え、東京などの大都会に住む人たちが負担しなければならないものではありませんか。

大都市の企業に、温室効果ガス排出枠に対応した環境税を設けて、それを北海道へ配分する。

これが、最上の策です。

つまり、北海道民は環境税を負担するのではなく、温室効果ガス排出枠の受け取りに参加することは出来ませんかと言いたいのです。
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