不味いときは吐き出す

知り合いのお孫さんの話、そのニ。

味覚が優れている話をしましたが、もう一つ。

1歳と9ヶ月のその子と、夕食を一緒にしたことがあります。

まだ話を出来ないのですが、美味しさの表現が4通り。

こちらが「美味しいかい?」と聞くと、
普通の味なんでしょうか、そんなときは黙ってスプーンを口に運んでいます。

「美味しいかい?」と問いかけて、美味しいと感じるんでしょうか、そのときは、にっこり微笑んで左手の人差し指で左頬を指差します。

「おっ、おっ」と、かなり美味しそうにスプーンを口に運ぶので「おいしいかい?」と聞くと、スプーンをテーブルに置き、はちきれんばかりの笑顔、そして両手の人差し指で両方の頬を指差しましたね。

これには驚きました。

ところがそれだけではありません。

不味い物を食べたときは、いったん口に入れるのですが、吐き出したのです。これには言葉もありませんでした。

お母さんが「食べなさい」と再度口に入れてやるのですが吐き出し、何回もやると最後には泣き出す始末です。

最初は好きなものと嫌いな物の選別では、とも思ったのですが、私たち大人が食べた時感じた味覚とほぼ同じですから、確実に美味しさを判別していましたね。

これを美味しい方から整理すると、
一番美味しいときは、両手の人差し指で両頬を指差す。

次が、右手にスプーンを持ったまま、左手人差し指で左頬を指差す。

通常は黙って食べている。

まずいときは、口に入れたあと吐き出す。

なんども書きますが、この子は、1歳と9ヶ月ですよ。

吐き出すのは特に冷凍食品に多いとのこと。不味い外食店でも吐き出すことは有ったそうです。

店の人が見たら『行儀の悪いガキだなぁ』と思っても、『うちの料理は吐き出すほど不味い』とは、夢にも思わないでしょうね。
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