この話題避けて通れません。その3

牛挽肉に豚肉を混ぜた問題。賞味期限切れから、他の会社の工場長の商品横流しとだんだん広がっていきます。

話題の企業の社長「消費者が安いものを求めるから、」また「メーカーが安く売るために安く買うから」とこのようなことを言ったようで、

これまた責任転嫁ではないかと、袋叩きです。

しかしそうとばかりは言えませんね。別にかばっている訳ではありませんが。

実は同業者なので解るのですが、話の中に真実が一つあります。

我が社には、滝川、千歳、札幌と業務用卸売りの営業所があります。

ある官庁は入札で商品を買っているのですが、我が社が入札で勝つことはめったにありません。

特別商品を高く収めようとしているわけではありません。

その官庁では、商品のランクを入札前に基準として示しますが、ぎりぎり値決めに苦労して、盗んできたものでもない限り「この値段」と価格を提示します。

しかし、入札ですから決まるのは安い方。

ここで言いたいのは、限度を超えた安いものには理由があるということです。

実は落札した業者は、見本の商品と違うものを収めるのです。

それでも、その官庁は特に疑問にも思わず、そのまま商品を通過させます。

つまり、安ければ売れるんです。

たまたま官庁の例を挙げましたが、民間でもほぼ同じ。

とにかく安い所から購入して安く作る。そして安く売る。

本来商品選択の条件は、まず品質を、次に価格を知る。こうなればよいのですが、ほとんどは、1に価格、2に品質なんです。

さて、件の企業だけが悪いんですか。

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