家畜と人間が食料を奪い合う

今日は頭が痛い。

別に頭の痛い仕事があるという意味ではなく、文字通り昨日飲んだワインのおかげで頭が痛いのです。

北海道ワインの貴腐ワインをグラスに8分目も飲みました。私にとってはとんでもない量だったのです。

昨日は北海道ワインさんを訪問。製造部長様と社長様にお会いしました。

要件は北海道ワインでワインを作る際に出る、ワインの絞り粕をめん羊の飼料に出来るかどうかの打診。

さっそく、今朝めん羊に食べさせましたが、けっこう悦んで食べていました。

でも、種が邪魔になるのでしょうか、食べる姿は人の笑う顔に似て実にコミカルでしたね。こちらもつられて笑っちゃいました。

ワインの絞り粕の飼料化は、ワインに含まれるポリフェノールを利用しようとしてのものです。

ワインにポリフェノールが含まれていることは、周知の事実ですが、ワインの絞り粕にもそれが大量に残っていると判断しての事ですが、どうなるでしょう。

現在ワインの絞り粕は、ワイン畑の堆肥となっているようで、これはこれで役立っていますが、家畜の飼料とすることが可能であれば、違った意味での利用価値が出ます。

家畜と人間が同じ物を食べるのでは食糧不足の世界情勢の中で食べ物をめぐって競合しますが、人間の食料残渣を家畜の飼料として再利用することできればこれほど良いことはありません。

まず、環境に優しい畜産の実施と、これに伴い家畜の生産コストも下がり、また、めん羊も健康に育ち肉質も良くなるという、一石二鳥どころか三つも四つも利点があるのです。

これに挑戦しようと思います。
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