剣と包帯

北海道で売上500億円を超える建設会社が、札幌市発注工事の入札妨害事件で2年間入札に参加できなくなりました。

この後、北海道も同じような措置を取るものと思われます。

法律に違反したのですから、なんらかの措置は分かりますが、どうも釈然としません。

入札停止の影響は、結局弱いものにしわ寄せが行きます。下請けや孫請けけですね。

ということで札幌市長は、北洋銀行と北海道銀行などを訪問し、下請け業者に対する資金繰りを応援するように頼んでいるのです。

いくら売上が500億円を超えるとはいっても、北海道の場合建設会社は公共工事を主としているはずです。

それが2年間も入札停止となれば、普通に考えて倒産してもおかしく無いでしょう。

それが分かるだけに、今回の要請は必須なのでしょう。

でも、これは変。

だって、右手で剣を突き刺し、左手で包帯を差し出している。

これはないでしょう。

いずれにしても、下請けや孫請け、それに金融機関にとってはずいぶん迷惑な話ですよね。

違反したとしても、他にやりようはなかったのでしょうか。

私なら、入札停止ではなく2年間税金を2倍にします。

件の建設会社は利益が半分で、北海道や札幌市は2倍税金が入ってきます。

また、下請けや孫請けは仕事を確保し、金融機関は、貸し倒れのリスクは無くなるのです。

矛と盾だと引き分け。ピストルの弾と防弾チョッキは防弾チョッキの勝。

剣と包帯は、剣の勝。

と言うことで、この場合死にます。[^^;;
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