となりに、と言っても500mほど離れたところに、二つ年下の従兄弟が住んでいました。
この従兄弟は10年ほど前に亡くなっています。
さて、その従兄弟とは三つ四つの頃から中学校へ入るまで、それこそ毎日午前と午後に山や川、そしてお互いの家に行ったり来たりと遊んでいたものです。
じつは、その従兄弟との思い出には、遊びのほかにある記憶が頭の隅にこびりついています。
当時気にもなりませんでしたが、とにかく口が臭いのです。それも強烈に。
小さい頃はわかりませんでしたが、臭いの元はにんにく。
祖母が少しからだが弱かった孫のため、風邪をひかないようにと、毎日にんにくを焼いて食べさせていたのです。
話は変わりますが、今日札幌の帰りに、一度は食べてみたかったラーメン屋さんへ行きました。
その時、目の前にあるにんにくのビンを見て、なぜか従兄弟の顔を思い出しました。
巷では新型インフルエンザが大流行していますよね。
『うん、そうだ。風邪にはにんにくだ』と。
どれくらい入れたかな、まるまる1個。
なんと単純なことか、これで新型インフルエンザは絶対大丈夫だと、心の中でガッツポーズ。
でも従兄弟はしょっちゅう風邪をひいていたなぁ~。
と、このことに気が付いたのは食べ終えてから。[^^;;
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