外国で人質になり殺されてしまうという悲しいことがありました。
政府は「テロには屈しない」、「テロとは交渉しない」と言っていたのですから、こうなることは容易に想像できました。
だって、交渉しないのですから言い方を変えると「あなた方とは交渉しません。煮るなり焼くなりお好きにどうぞ」と、公けに言っているに等しいものです。
でも、凶悪な誘拐犯がいたとして「あなたがた犯罪者には屈しない」、「あなたがた犯罪者とは交渉しない」とテレビニュースを通じて発表しませんよね。
調べてみました日本にも交渉専門の担当者がいるとのこと。
ワイキペディアによると、http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%A4%E6%B8%89%E4%BA%BA
交渉人とは主に人質救出作戦において犯人との交渉を担当する警察・政府の要員をいう。 英語からネゴシエイターとも言う。 一般企業や保険会社の外交員は営業で顧客と媒介交渉などを行ったりするが、交渉専門というわけではないので交渉人とは言わない
あと概要[編集]として、
人質救出作戦においての犯人との交渉に関する訓練教育を受け、専門的知識・技能を有している警察官を指す。資質や訓練が必要である。アメリカでは交渉人及び交渉人チームが組織されている治安機関が多く、人質篭城事件の平和的解決(一切発砲せず、非致死性武器さえも使わずに犯人を投降させ、人質も保護する)に貢献している。元々はFBIが始めた「人質救出プログラム」がさきがけとなっている。日本では専門としての交渉人は2005年からおかれている。
誤解しないでください。
交渉人を派遣せよという物ではありません。
入り口でシャットアウトするなと言いたいのです。
現実的には日本国内から交渉する人を派遣もできないでしょうし、仮にしたとしても内容を言う必要はありません。
しかし今回の人質事件、しょっぱなから交渉しないと公に言う必要はなかったのではないでしょうか。
テロと犯罪者を仕分けをしているのでしょうか。
私にはテロと犯罪者の区別がつきません。
テロとは、なにがしかの政治的目的のために、暴力に訴えることだと私でも知っていますが、今回の人質事件の相手に政治目的があるとは思えません。
ただ単純に大きな犯罪集団ではないでしょうか。
ほとんどの国はそう考えているはずです。
だとしたら、交渉は人質救出に有効な手段であったと考えます。