公務員は不況業種

北海道は財政再建団体になりそうだというので、昨日の新聞には、小さな道庁を目指し職員の30%削減と出ていました。

で、今日の新聞にはその反響が色々と。

それにしても、高橋はるみ知事の決断力には頭が下がります。努力を応援したいものです。

いまの厳しい状況は、先代、また先々代の知事の置き土産で、高橋知事には何の責任も無いのですが、この判断には相当の勇気が必要だと思います。

改革の中身は民間企業サイドで考えると、内容はたいしたこと無いですね。

例えば、30%とは大きな数字ですが、2万人の内6000人です。

その内、2000人は独立法人とする。つまり、移籍であって減るわけでは有りません。

また、800人は自然減で補充しないだけ。

で、1700人はこれまた退職者の不補充で、しかも2010年からの5年間という。

残りの1500人は民間委託です。

つまり、減るとは言っても、実質10年掛けて自然減の2500人だけですよ。2万人いる職員のうち、毎年250人減るだけで、改革といえますか。

民間レベルでは、そんなゆっくりした状態をとうてい改革などとは言いません。

しかしこれでも、当然のように労働組合は大騒ぎでしょうね。また、北海道新聞の社説などでも否定的なことが書かれています。

一番、民意を反映しているはずの、北海道新聞が道庁の改革の足を引っ張るというのは、納得できませんね~。

むしろ、増税の最大要因である大きな官庁を拒否する先頭を走らなければならないのは、マスコミではありませんか。

もっと、踏み込んだ改革をしなければ、大増税は必至だと、官庁のシリを叩くのがマスコミの仕事です。なぜなら、それが民意だからです。

いま民間企業は、必死のリストラのおかげで、好景気を迎えようとしています。

死ぬほどの苦しさを克服したからこそ、企業は新たな会社として生まれ変わり、この景気上昇局面を作り出したのです。

いまのままでは内部は労働組合、外部からは消費者の声を代弁しないマスコミからつぶされてしまいます。

これはリストラでも何でもありません。ただの改善です。

もっと、国を初め、都道府県庁、市町村も、総ての官庁の改革をしなければ、いまの増税に真っ向から反対しましょう。
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いつかは晴れる

冬は寒い。夏は暑い。

これは当たり前。

土砂降り。

でも、やまない雨は降りません。いくら土砂降りでも、いつか雨は上がるのです。

今日は吹雪。

どんなに気温が低く吹雪いていても、いつかは晴れてくるのです。そうは解っていても、ついつい愚痴をこぼしてしまうのが人間でしょうか。

「いやぁ~、寒い。今日は寒い、なんでこんなに寒いのか」と。

暑い時に「暑い暑い」とクーラーの前に飛んでいく人がいます。

そんな人に限って冬になると「寒い寒い」と、これまたストーブのそばから離れません。

暑くても寒くても、痛くても痒くても、眠くてもお腹がすいていても、これが楽しいと、そのまま受け入れることは出来ないものでしょうか。

そのように、いつも自分には言い聞かせています。
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H5N2、H5H1

ひたひたと忍び寄る影。後ろから一歩一歩、それも確実に近づいてくる影。

さてこの忍び寄る影とはなんでしょう。

昨年の6月から、茨城、埼玉の養鶏場で鳥インフルエンザが出ていましたが、そのとき関係した人の中から、77人が鳥インフルエンザ(H5N2)に罹ったとのこと。

今回の感染は、養鶏場関係者ばかりではなく、駆除に当たった県職員までも感染していたようです。

いくらH5N1ではないとはいえ、鳥から人への感染は初めて確認されました。鳥インフルエンザが世界的流行となるのは時間の問題だと考えられます。

鳥インフルエンザは、昨年東欧で散発的に発生していましたが、今年に入ってトルコでも死者が出ています。

食肉業界は、昨年まで鶏肉の価格など需要動向の心配をしていましたが、それどころではなくなったようです。
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生まれたばかりの曾孫、曽祖父に禁煙させる

父は80歳ですが、聞く所によるとタバコを吸い始めたのは、どうも16歳くらいからのようです。

それからず~と、タバコを吸い続けていて、一度も止めたことがありません。

タバコを止めた人を「意志が弱いから、タバコを止めるんだ」と、わけのわからないことを平気で言います。

また、飛行機内での禁煙が当たり前になってからは「タバコを吸えないから、外国旅行には行かない」と、あれだけ好きな海外旅行へも行かなくなりました。

タバコを止めなくても、せめて吸う本数を減らして欲しいなど、タバコの話をし始めると、必ずタバコを取り出し吸い始めるような、あまのじゃくでも有ります。

ところが、ところがですよ、なんと昨年の11月から見事にタバコを止めたんです。

私には兄弟が4人いるんですが、いまは全員タバコを吸いません。

両親を頭に一族郎党20人くらいの中で、タバコを吸うのは父一人です。たぶん。(孫の高校生は吸わないと数えています)

それが、昨年の10月から急にタバコを止めると言い出したのです。

しばらく理由を言わなかったのですが、やっと白状しました。

11月24日に父にとって初の曾孫が生まれたのですが、その「曾孫に会う為にタバコを止めることに決めた」というでは有りませんか。

孫の生産者の私としては、父が64年間吸い続けたタバコを、曾孫に会う為だけに止めたことに感動しています。

『物言わぬ曾孫、曽祖父を動かす』かな。

現在1ヶ月に2kg太っているようで、これから別な問題がおきあがるかもしれませんが、そのときはそのときということで。
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この女は俺に気がある

今日は成人の日。

最近は荒れる成人式が定番となっていましたが、今年は左官屋さんが一人逮捕されただけで、あとは大きな問題は起きませんでした。

でも、良い事だとは言いませんが、暴れる新成人の気持ちも少しは理解できますね。

もう何十年も前ですが、私にも新成人の時はありましたよ。

当時、権力に反発することが生きがいのように考えていた私は、成人式にジーパン姿の普段の格好そのままで出席をと考えていました。

しかし、出ること事態が権力の下に屈すると考え、結局は成人式には欠席したものです。

荒れる成人式のニュースを聞いて、成人式に出て暴れるようなことをしないで、欠席すればいいのにといつも思っています。

そういえば、当時付き合う前の妻も同じ街で成人式に出席して、翌日「昨日は、成人式に来ていなかったね」と言われ『あ~、この女は俺に気がある』と、確信したものです。

これが付き合い始めるきっかけだったかな?。

先ほど確認したのですが、話したことは記憶にあると認めましたが、「あんたに、ぜんぜん関心無かったよ」と、はっきり言うでは有りませんか。最初は照れているかとも思いましたが、どうも本気のようです。

なんか、悲しい話になりました。
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サンマも鴨も豚も

合鴨の雛.jpg

写真/入荷したばかりのアイガモの雛

アイガモを飼っているんです。

飼っていると言うのは、ペットじゃないですよ、家畜として飼育をしているのです。

 

で、だいたい日曜日はアイガモの世話をする日なんですが、可愛いもんですね。(実はこれ、禁句なんです)

だいたい8週間でアイガモは肉となるんですが、雛の姿を見るとほとんどの人は、 「かわ~いぃ!」と驚きの声を上げますが、家畜として飼うこちらはできるだけ可愛いとは思わないようにしています。

そりゃぁそうでしょう。可愛いなんて言っていては家畜を飼えません。

 

雛の姿を見ると、100%の人は「かわ~いぃ!」と言い、そのあと「60日過ぎる頃に、殺して合鴨肉にするんです」と説明すると「きゃぁ~残酷だぁあ」と。

これまた判で押したように同じような答えが帰ってくるんです。
 
「食べるのはおまえたちだろ!」と言いたいんですが、まぁ、その言葉は飲み込んで次のように言うようにしています。

 

かなり昔になりますが、鶏や豚を飼っていました。そのときからこちらの言い回しは同じですね。

「家畜は、飼う人が居て初めてこの世に生まれてくるんです。で、家畜は人間のためにこの世に生まれてくるんです」と。

「だから、一番残酷なことは、旨いとか不味いとか、また、このステーキは硬いとか文句を言って、残すことが一番残酷なことなんです」と。

判で押したような問いの場合は、こちらも判で押したように、そう答えることにしています。

「でも、やっぱ~、食べるのは、かわいそうだ」
と言う人には、「サンマなんか頭の付いたままで食べるじゃない、そのほうがよっぽど残酷だよ」
「ほうれん草も、レタスもみんな生き物なのに、かわいそうだとは思わないじゃない」「なんで、家畜だけ可愛そうだと言うの」と。

ここまで来ると、切れるのを必死に我慢して説明するんですが、解ってもらえたかは疑問です。

 

そういえば、生きている豚を見て、「あ、美味しそう」という人に出会ったことはありませんね。

そう考えると、アイガモの雛への反応は、理解しなければならないかな。[^^;;

 

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おれは、40歳まで生きられない。で、いま80歳

画像の確認
父は1月6日生まれなので、80歳になります。

で、昨日は父のおごりで外食でした。

滝川市内の和食の店『味心 はかま田』でしたが、大いに満足です。

ここまでは何の変哲も無い話ですが、実はこの話しには驚くべき二つの理由があります。

私にとってですが。

一つは、超節約家の父がおごると言ったのは、物心付いてから記憶にはありません。初めてではないでしょうか。

そうなんです。これには、家族全員がビックリしました。

昔からつい最近まで、信じられないくらいの貧乏生活をした父は、自分から外食へ行くなどと言った試しはありません。

無駄なお金の使い方は、絶対しない人でも有ります。

それが三日ほど前、「相談が有る」と二階へ上がってきてから、物語は始まったのです。

何事がおきたかと振り向くと「1月6日は、俺の80歳の誕生日だ。こんなに生きたのだから、お祝いに何処かで食事でもしよう」と言うではありませんか。

「場所は任せる」とも。

お酒を飲んでいるようなので、酔っ払っているのかと一瞬考えたのですが、目は笑っていません。

『俺の誕生日だから、お祝いでもよこせ』と言う話は、有りそうですが、これには驚きましたね~。

もう一つは、私が子供の頃の父の口癖は「おれは40歳まで生きられん」と、言っていたことです。

物心付いた時から何度もなんども聞かされていた私たち兄弟は、本当に父は40歳で死ぬと思っていました。

それが80歳まで生きているんですよ。本当に驚きです。

しかし、よく考えてみると、40歳を過ぎると「おれは50歳まで生きられないなぁ」

50歳を過ぎると「おれは60歳までは、とっても生きられない」と、よく言っていましたね。

60歳を過ぎると、あとは言わなくなりましたね。何でだろうと、いつも考えています。
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北海道知事、高橋はるみさんの英断

肉屋なので、それらしい話を。

問題を残しながらも、いよいよ禁輸となっていた米国産の牛肉が入ってきます。

そんな中で、北海道の高橋はるみ知事は、北海道産の牛は20ヶ月未満でも100%BSEの検査をすると発表しました。

本当は、国内産の牛も20ヶ月未満は検査しなくても良いんですよ。それを総てBSEの検査をするとのこと。

よくぞ言った。男らしい、じゃなくてリーダーらしい発言です。ほれぼれします。

いま北海道は食に関して大きく動き出そうとしています。

このブログでも書きましたが、札幌商工会議所は、北海道の企業が生んだ優れた「モノ・ワザ」を、「北のブランド2005」として認証する制度を作りました。

また、ラーメンやジンギスカンは北海道遺産に指定されています。

その他にも、北海道産の食材を使った加工食品などにも認証制度が作られようとしています。

こんななかでの今回の決断です。大きな拍手を送りましょう。
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