父は80歳ですが、聞く所によるとタバコを吸い始めたのは、どうも16歳くらいからのようです。
それからず~と、タバコを吸い続けていて、一度も止めたことがありません。
タバコを止めた人を「意志が弱いから、タバコを止めるんだ」と、わけのわからないことを平気で言います。
また、飛行機内での禁煙が当たり前になってからは「タバコを吸えないから、外国旅行には行かない」と、あれだけ好きな海外旅行へも行かなくなりました。
タバコを止めなくても、せめて吸う本数を減らして欲しいなど、タバコの話をし始めると、必ずタバコを取り出し吸い始めるような、あまのじゃくでも有ります。
ところが、ところがですよ、なんと昨年の11月から見事にタバコを止めたんです。
私には兄弟が4人いるんですが、いまは全員タバコを吸いません。
両親を頭に一族郎党20人くらいの中で、タバコを吸うのは父一人です。たぶん。(孫の高校生は吸わないと数えています)
それが、昨年の10月から急にタバコを止めると言い出したのです。
しばらく理由を言わなかったのですが、やっと白状しました。
11月24日に父にとって初の曾孫が生まれたのですが、その「曾孫に会う為にタバコを止めることに決めた」というでは有りませんか。
孫の生産者の私としては、父が64年間吸い続けたタバコを、曾孫に会う為だけに止めたことに感動しています。
『物言わぬ曾孫、曽祖父を動かす』かな。
現在1ヶ月に2kg太っているようで、これから別な問題がおきあがるかもしれませんが、そのときはそのときということで。
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