サンマを獲る猫

むかしむかしのはなし。

ちょうど私が社会へ出たころのことです。

 

高校卒業後、山から木を切りだし鶏舎を立てて養鶏を始めました。

当時はひよこを購入してそれを親鶏にして卵を産ませたのです。

そんなある日、ひよこ30羽ほど何者かに獲られてしまいました。

犯人はなんと我が家の飼い猫でした。

で、どうなったか。

そのまま飼っていました。

なぜならその猫は沢山の鼠を捕まえるからです。

猫が少々の悪さをしても、ネズミの悪行を防ぐためには片目で見るしかありません。

 

そういえばありましたよね。

たまにサンマを取るけれど鼠も沢山獲る猫と、サンマも獲らないが絶対悪いことをしない猫(人間にとって)とどちらが良い猫か。

当然ながら少しぐらいなら悪いことをしても鼠を獲る猫が良い猫です。

猫は鼠を獲るのが本業です。

むかしはそうなっていました。

 

ところがいまは違いますね。

鼠を獲る猫は駄目な猫です。

鼠を獲るなんて動物愛護の精神に反するから。

飼い主は猫に鼠を獲らせるなんてパワハラと言われかねません。

むりやり鼠を獲れと言うと虐待と言われちゃいます。

じゃあその猫はどうやって食べていくのか。

飼い主の稼ぎによって生活の保護をされているのです。

 

これはいまの人間社会も同じかな。

政治家は日本をよくする。

これが仕事です。

分かりやすく言うと日本人の生活をよくするため、経済が好況とすることが仕事です。

そうすると雇用が回復していきます。

現にいまは人を募集しても集まりません。

いきおい雇用主は給料を上げなければなりません。

で、いまはどうなっているか。

株も上がり、雇用情勢も改善しています。

ということは政治家はきちんと仕事をしているわけで。

ところがこの政治家、かけ(加計)そば、もり(森友)そばが好きで困ったものだと、村のなかでも特に仕事をしたくない人から批判されています。

 

どこかおかしくねっ。

 

私はかけもりより鴨せいろが好きです、それが何か。[^^;;