あなたは誰?、私は何処にいるの?

スケートリンクに、普通の靴を履いて10kgの荷物を持って走ったらどうなると思います?。

「んっなの、すべるに決まってるジャン」と言いますよね。

言ってしまうと、その通りなんです。(笑)

今頃の北海道は、天候の状況によってはスケートリンク上で仕事をしているのと同じです。

朝方マイナス10度近くまで下がった気温は、雪道をスケートリンクへと変えてしまうのですが、昼頃太陽が顔を出すと同時に、表面の氷が融けて氷の上に滑りやすい水の層を作ります。

これじゃ、つるつるどころの話しではありません。

本州から来た人は、1mも歩かないうちに3回は転ぶでしょうね。

ところがなんと、純粋な北海道育ちでも転ぶことがあるんです。

本州から来た人は、怪我をするような転び方はしません。なぜなら、最初からびくびくとしながら歩いていますから、へっぴり腰で転びます。

これじゃ、ほとんど怪我はしません。

ところが、ところがですよ、やってしまったんです。

今日、思いっきり後ろへのけぞりながら、氷の道路へもろに頭を打ち付けた社員がいたんです。

間もなく起き上がったんですが、朝から仕事をしていたその社員は、転んだ11時頃までの記憶が飛んで無くなってしまったとのこと。

別の社員の話では「やっと、いま、朝ごはんを食べたことを思い出したようです」と言うではありませんか。

「こりゃ、大変だ」と、結局、病院へ行きCTスキャンで検査をして、無事だったんですが、転び方が悪ければ大怪我をしていたかもしれません。

どさん子が氷の上で転ぶ時は、大怪我をするとは思っていましたが、一時的とは言え記憶喪失もありえるんですね。

冬の北海道は、怖いですねぇ~。
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