ナスの花

エコ・エコ・エコ・エコエコ・・・・、どこもここもこの言葉でいっぱい。

新聞には毎日、テレビはニュースでも番組でも。

今しがたもテレビで電気代金が安くなる蛍光灯電球、またガソリン代が安くなるハイブリッドカー。

それもこれも当たり前で、ガソリンが1リットル170円になるとあっては誰でも意識せざるをえません。

エコだ地球に優しいといっても、お金の節約が後押しするから永続きするのです。

他にもインスタントラーメンから、お菓子から、何でもかんでも値上がりです。

『あと給料が、値上がり商品と同じ率で上がったなら、なんの問題もない』と言ってしまったら世の中の仕組みを知らないと非難されるでしょうか。

ところで、今頃の北海道は緑が一番きれいな季節です。

田には稲の苗が植えられ日々成長し、また、庭の木々も黄緑から緑色に色を濃くしていきます。

我が家もそんなこんなで庭の芝生も見事に伸びきっています。

ですが、いつもと違うのは、芝刈りをしないで伸ばし放題としたことです。

で、縁石の周りにはプラム・ブルーベリー・ラズベリー・ブラックベリー・グズベリー・ブルベリー・レッドガーランドなどを植えました。

ということで、実の成る木ばかりです。

卑しいやつとお思いでしょうが、私は間違いなく『花より団子』かな。

ですから、この節約の時代、まずできることは『芝生より野菜』です。『庭の花よりナスの花』ですね。

一個建ちの家の庭で、立派な石とイチイの木を見ると『なぜ、栗を植えないのか?』『りんごの木でも植えればいいのに~』とか、プラムは、さくらんぼはと思ってしまうのです。

青々した芝生には『なんで野菜を植えないの?』と思ってしまいます。

石垣には苺を受ければ良いのに。

朝顔もいいけれど長いものツルのほうが、楽しみが有るような気がします。

また、ナスの花が好きで無いなら、人参でもジャガイモでも、良いんじゃないでしょうか。

まぁ、三つ葉、せり、かぼちゃ・・・何でも良いんですが。

昔やったことですが、冬の窓辺の鉢植えには、ぜったいサボテンよりニラですよ。

これだけやったら、年間数十万円の効果がありますね。
続きを読む…

明日もひょうの予定

昨日のひょうは凄かった。

天気予報官によると、直径5mm以下があられでそれ以上がひょうと言うそうです。

そのときエルム農場で、めん羊の積み込みをしていたんですが中止。

19頭の予定が、半分車に積んでまた降ろして。

あきらめて戻ってみると、出かける前まで晴れていたので、自家用車の窓は全開。

座席にひょうがびっしり積もっていました。

今日もまだドアのくぼみに水がたまっています。

で、ごごからまたエルム農場で19頭積み込み。

明日もひょうの予定。
続きを読む…

クラクション

まだ中国ボケが直っていません。

昨日は朝8時55分。ちょうど高速が半額になる時間ちょい前から帰社は午後3時。札幌とその往復です。

その間クラクションは一度も聞きませんでした。気持ち悪いくらい。

そういえば私も最近クラクションを鳴らしていませんね。

最後に鳴らしてからもう半年以上経つでしょうか。それも、人を呼ぶため一度を短めに。

前に乗っていた車は「ピー」音です。で、今の車は「パー」音。

クラクションを鳴らして私自身が驚きました。『こんな音だったのか』と。

中国のクラクションの音が頭から離れません。

「パー音」「ピー音」8日間で自分の乗ったバスが50回以上。対向車30回位。歩いて聞いたのが100回以上。

むろん数えていたわけではないので、およそですよ。

ほとんどの人は、クラクションを「ピーピー」とか「ピピピピ」など数回鳴らすんです。

これも1回に勘定しています。
続きを読む…

私の中の中国

この原稿を書いているのは機内です。

昨日の中国お別れパーティのことを振り返っていました。

昨日は、感極まって見苦しいところを見せてしまったんですが、『こんな経験、前にもしたことがあるな』と。

思い返すとそれは27年前。

いままで海外旅行はかなりしていますが、中国訪問は今回が2度目です、一度目は日本青年会議所主催の上海でした。

上海へは横浜からコーラルプリンセス号で数日かけいきましたが、船旅も良いけれどとにかく時間がかかる。当たり前ですが。

船に揺られることに飽きた頃、遠くに上海の港が見えてきました。

だんだん近づくと赤い帯のような一団が見えます。

かなり近づき、それは小学生か中学生と思われる、歓迎の人たちの着る服だったのです。

それに手には歓迎の小旗。

岸壁には大きな文字で『熱烈歓迎・・・・』。それに一生懸命旗を振る子供たち。旗を持たない子供たちは、必死に歓迎の楽器を打ち鳴らしています。

不覚にも、ぼろぼろと涙がでて止まりませんでした。

初めての外国旅行。それも船旅。必死に小旗を振る純真な子供たち。

どうも情にもろいというか、感激しやすい性格のようです。でも、言い方を変えると単純、単細胞ということになりますが。

それはともかく、今回の中国訪問はたったの8日間であっても、中身の濃い、貴重な時間でもありました。

宴会の際、隣に居たK田さんが「日本が中国にやってきたこと。侵略の歴史を考えると、涙が出そうになるんですよ」と。

そんな趣旨のことを話されていました。k田さんのこの話には私も同感で、そのへんから『グッ』ときていました。

日本人が中国から学んだのは、文字は勿論のこと、その量・質とも莫大なものでしょう。

ところが、日本は中国に何をしたでしょう。侵略、殺害、略奪、等々数え上げれば限がありません。

奪うことばかり。

中国が嫌いと言っても良いですよ。

でも、私たち日本人のDNAには、しっかりと中国から学んだことが刻まれているのです。

これは否定も出来ないし、ましてや消すことは出来ません。

この8日間は、そんなことを考えさせられた中国訪問です。

たしかに騙されたこともありましたよ。でも、私にとってはそれら全てが貴重な体験なのです。

ぜんぶ学びです。私がこれから生きる為の糧なのです。

いまでは、だまされた薬局の女店員さんも、いとおしくさえ感じます。

 

若かったので[^^;;

 
続きを読む…

甘い罠

中国では鹿牧場と言っても、ほとんどは鹿茸(ろくじょう)の採取です。

今回の中国訪問は、牧場が1ヶ所とあと大学や鹿茸の研究所です。面談相手は大学の教授や研究者。

私は日常大学の教授や研究者とはまるっきり無縁です。というより、好きではありませんでした。

今回の中国訪問まで。

そんなこんなで、今回の中国訪問は、毎日がとっても新鮮で実りの多い充実した時間となったのです。

さて、中日(なかび)は長春から北京への移動日。

今回の話は、長春空港へ向かう途中、あのバス運転手さんが罰金を取られた薬局での出来事です。

ちなみに、バスの運転手さんへ、あまりにも気の毒だと言うことで200元の罰金と2点の反則点数のところ、点数はどうにもなりませんが、反則金の補填として有志数人で300元を集めて渡したようです。

私は仲間に入っていません。[^^;;

さて、私は鹿は鹿でも肉の方は商売ですが、鹿茸(ろくじょう)にはあまり興味ありません。

しかし、折角だからと言うことで店内へ。

で、何も買うものが無いので、不審者よろしく店内をうろうろするししていました。

『なんにも買うもの無いなぁ』と、このまま帰ろうとしたやさき、ふっと目をやると店の角にチョコレートがあったのす。

『あ~、お土産がまだだ』と思い出し、5枚ずつ4種類購入。

中国でのお金の支払方法は、商品購入を確認してから、その場所で伝票を書いてもらい、その伝票を持って他の場所にあるレジで清算するんです。

一瞬よぎりました、『受け取るとき中身を確認しなくっちゃ』と。

で、レジで確認印を押しその伝票を提示して商品を受け取りました。

結論を言うと、不覚でした。

今回の中国訪問では、あまりにも魅力的な中国人とばかり出会い油断したのです。

空港で荷物の整理をしていたとき、『あれ、このチョコレート音がする?』。

中国土産店で取り替えられたチョコ.jpg

板チョコだったんですが、中身が割れたのでしょうパラパラと。

なんと、1種類5枚のチョコレートがかなり古いものと交換されていたのです。

包装紙も黄ばんでしわしわ、見るからに古いものなんです。

私が選んだものとは一目で違うと判断できました。でも、ここは空港、もう遅いっちゅ~の。

考えてみると若い女店員さん、私にチョコを渡すとき15枚入りの方は箱を開け確認しやすいように渡されましたが、もう一種類の方はビニールの袋のまま、そそくさとしまいこんだのです。

けっして鼻の下を伸ばしたわけではありません。

でも、1枚15元ですから75元。日本円にすると1125円。これはでかい。『ほんと私はケチ』

私としては、『やられた~』と、頭に血が上ってももう後の祭り。

悔しいやら、恥ずかしいやら。己の馬鹿さ加減が情け無いったらありゃしない。

でも、不思議なことに内心ちょっと嬉しかったんです。

理由は二つ。

一つは、魅力的で素晴らしい中国人ばかりに会っていたんで、『あれっ、中国人って、いいやつジャン』と思っていたんですねこれが。

でも、この事件で『あ~、やっぱり中国人は変わんね~やぁ』と、変に安心し納得した次第です。

もう一つは、これ。これですこれ。つまりブログ。ブログのネタが出来たこと。

今回の事件の場合、冷静に考えると、相手が悪いのじゃありません。

だって、何処の国へ行っても気をつける、警戒する、油断しない、これって当たり前の話じゃありませんか。

ここを怠った私に非があるわけです。

つまりだまされた私が悪いと、すぐ思い直し前向きに考えました。

これが1125円ではなく1125万円なら、こうは成りませんよ。そんなこと当たり前と言われそうですが。

ブログには、他人の出来事をあからさまには書けません。

そう考えながらブログを書くと何を言いたいのか、なにを書いているのか、読んでいると解らなくなりますが、自分のことなら、隅からすみまで書いても誰にも迷惑が掛かりません。

ということで、このブログに己の恥をさらして見ました。

どうかご笑納ください。
続きを読む…

ラストエンペラー

天安門広場から故宮博物院まで、延々歩くこと2時間。

これが今日のメイン。

あっ、あと鹿の角から作る薬鹿茸(ろくじょう)をみたくて、漢方で有名な同仁薬局も訪問。

さて天安門広場です。

たまたまテレビで見かけますが、天安門広場は広いですねぇ~~~。

その広場を横切り、故宮博物院まで。

写真をよっく見てください。この風景は、知っている人は知っていると言う、映画ラストエンペラーで有名な場所ですよ。

中国ラストエンペラーの城.jpg

その場所場所で色々説明を受けましたが、中国は奥が深い。

感動でいまはこれしか言えません。

日本にいて、ニュースとして流れてくる中国の映像だけ、しかも自分の浅い知識を精一杯広げて、良いだの悪いだのと、判断できる国ではないようです。

ところで、明日は4時おきです。

まぁ、いつもの時間なんですが、一応遅れたら同行の皆さんに迷惑が掛かるので、今日はこれでおやすみなさい
続きを読む…

鳥の巣

やってきました北京。

ということで、13億の人口中国の首都北京。北京空港へ降りたのは昨日の午後2時。

北京を知ったのは北京原人を知った小学生(中学だったかな?)から。

中国と言えば、毒入りギョウザ事件。少数民族チベット問題。四川大地震。それに北京オリンピック。

毒入りギョーザ事件は、相当前の出来事だと思っていましたが、まだ1年経っていません。

中国では、こんな短期間にずいぶん大きな事件がありました。

それはともかく、鳥の巣です。

中国鳥の巣.jpg

北京オリンピックメインスタジアム鳥の巣とごた~いめ~ん。

霧のかなたにかすんで見えますが、離れているとは言っても撮影した場所から1kmくらいの所。

ん~~でも、近く見えるとは言っても、大きな建物のはず。もっとかな、2km先とか。

霧に見えるのは、これ有名なスモッグ。長春よりひどいかもしれません。

マラソン選手の辞退も納得のスモッグ。空港でも、ゲート5つ先は見えませんでした。

ご存知かもしれませんが、鳥の巣の収容人口は9万人を超えるとのこと。まだ完成していません。

当然ながらその周りへは工事中で近寄れません。

それどころか、これもご想像のように街中あちこちで工事中。オリンピックに間に合うのでしょうか。

よその国のことまで心配する必要は無いかな。
続きを読む…

中国の交通事情

31日ハルピン空港についてから、今日6月5日の長春空港までバスは一人の運転手さんでした。

この運転手さん色々物語を作ってくれましたが、最後にやらかしました。それは後ろの方で。

まずは、運転の荒さ。それはそれはひどいもので慣れるまで3日掛かりました。

ハルピンでも長春でも歩行者のマナーもなっていません。

信号などお構いなし、青でも赤でも交差点をわたる人数に変わりはありません。

また車の運転手もこのバスの運転手に限らず、割り込みはいつでも自由。

ウインカーは着けても突けなくても、ほとんどok。クラクッションは鳴らし放題。自分の車より遅い車がいたら避けろとクラクション。反対車線の逆送などお構いなし。脇に自転車があろうと歩行者が30cm横にいようとスピードは落としません。

一番前に乗っていたら、吐き気をもようすほど。いえ、けっして大げさな表現じゃないはずです。

こんな運転じゃ日本なら即交通事故を起こすでしょうね。

このバスの運転手さん、あっぱれなことに公安(警察車両)を平気で追い抜きます。

一瞬中国の警察ってなんの力も持っていないかと錯覚しました。

年間10万人を超す交通事故志望者にも納得ですが、乗っている当事者はこんな運転じゃ無事長春を出ることが出来るのだろうかと、真剣に考えていました。

運転手さん、バスの中は禁煙みたいでしたが、自分は窓を開けたとはいっても、いつもぷかぷか。

その上どこでもここでも、窓を開けタンを「ぺっ」と。見ただけでも12回。

この所作には初日であきれました。

で、やってくれました、この運転手さん。交通事故ではありませんが。

中国交通違反で捕まるバス運転手.jpg

中国は通行は日本とは逆。物語は片道3車線の道路です。

目的のお土産屋さん反対車線にあります。そこへ入るのに、変なところで止まったなと思ったら一番外側から2車線を走る車を縫って曲がり始めました。

車はびっしりですよ。

その曲がり方『またやっている、こりゃひどい』と思っていたら、後ろから来る車からクラクションは鳴らされる、パッシングされる、そんな中を直角に曲がりきったのです。直角ですよ。

とうとう目的を果たし店の前の駐車場に乗り上げました。

お見事~~~。

まぁ、こちらとしては目的の店についたから良いかなぁ~、と降りて写真をパチリパチリと8枚ほど。

で、振り返ると件の運転手さん、パトカーの横で頭をかきながら、何かを説明していましす。

それが、この写真。ちなみに右の青い車はバス。

あの格好じゃ、許してもらっていませんね。
続きを読む…

梅花鹿農場

え~っと、昨日の話はどこまで書きましたでしょう~か、ちょっと待ってください。




あっ、そうそう梅花鹿の飼育農家さんの話です。その続き。

そこの農家さんは、飼育係り3人で200頭の梅花鹿を飼っています。

経営者さんは30台の後半でしょうか、本業は別にあるようです。つまり鹿牧場はサイドビジネス。

中国長春 鹿牧場訪問.jpg

病気を持ち込まないようにと白衣で身をスッポリ包んだ我々です。もうここまで気を使うかと言う状態。

そんな我々訪問団、通訳を介し経営者さんに遠慮なく実に色々な質問をしていました。

一番驚いたのは、収入を聞いたときです。

それどころか「どのくらい儲けているのか」など、「差しさわりが無ければ・・」と前提つきですが、利益まで平気で聞くんです。私ならここは腹がたちますね。

それにしても、質問内容は言葉の通じる人同士直接の質問なら「そこまで聞くかな」と思うようなことまで平気でした。

そこは官庁の職員と学者さん。探究心が強いのかな。

それでも、梅花鹿農場の経営者さんは我々白衣の天使に、じゃなく我々訪問団に全て丁寧に答えてくれていたのです。

とここまで書いて、キーボードが動きません。

もうやめますが、いずれにしても、梅花鹿農場さんには心から謝謝です
続きを読む…

中国長春 鹿牧場

今日三本目の記事。

本日の訪問先は、鹿の研究牧場、個人の鹿牧場、鹿を研究している長春農業大学。

そのなかでも、私的には個人で経営している鹿農場に、一番関心を持ちました。

経済活動をしている。ここ一点でも大いにそそられます。

梅花鹿牧場.jpg

中国は長春郊外の鹿農場です。

この鹿は梅花鹿(バイカロウ)と言って、実に美しい鹿です。

飼育の目的は、雄の袋角を切り取り、それを粉末にし滋養強壮の薬、鹿茸(ろくじょう)という漢方薬を取る為です。

ちょっとこれから出かけるので、記事はここまで。
続きはあすにでも。[^^;;

続きを読む…