今年の山は越えました。
雪が、
ではなく、羊の出産が。
耳標176番は、来年の今頃出産の予定です。
この番号人間でいうところのマイナンバーです。
赤平めん羊牧場では、全ての羊にナンバーを割り振り管理しています。
羊は良い肉が取れ飼い主が儲かるように。
人の場合は、国が税金をもれなく徴収できるように。
意味は同じです。[^^;;
【座右の銘】油断と見栄・過信は身を滅ぼし、ケチとあまのじゃくは誉め言葉
北海道サフォーク牧場は赤平めん羊牧場と名前を変えました。2017.11.02
風、じゃなく風邪。
どうしてもしなければならない仕事終了後お休み。
何もしなくてもお腹がすきます。
冷蔵庫をあさっていたら
チーズだ。
文字の中からBrebisの文字を探します。
Brebisは羊のチーズのこと。
【外国語を学ぶと「チーズ」が分かる】講座 ~フランス・イタリア 編~
いやぁ~、馬かった。
ではなく、美味しい羊(よう)。
でも要注意。
会社の中に羊のチーズがめちゃめちゃ好きな社員がいます。
ど~かここを読んでいませんように。[^^;;
1頭の羊を追うのはたいへん。
やってみると分かりますが、羊は1頭になるとパニクって半狂乱になります。
でも、100頭を追うのは簡単とは言いませんが、1頭もたいへんなのでその100倍は大変とはなりません。
弱い動物って群れたがりますよね。
ここがポイント。
仔羊に名前を着けるならこうなります。
左下から時計回りです。
群
美
祥
詳
躾
善
義
なんてね。
実はこれらの漢字にはすべて羊の文字が入っているのです。
羊入りの漢字はまだまだあるでしょうが、あとはご自分で調べてください。
羊は、このように文字まで群れるほど生活に密着した動物なのでしょうね。
思い出しました、吉田羊って良い女優ですよね~。[^^;;
今年の羊の出産は順調です。
いま200頭ほどの仔羊がいます。
あと100頭は生まれるはず、じゃなく生まれて欲しいのですが。
まるでぬいぐるみですよね。
なるべく目は見ないようにしています。
きょうある羊牧場さんを訪問しました。
要件は羊を購入して欲しいというもの。
「買ってくれた羊はどうするのですか」と。
私は「全部肉にします」
先方の奥様 「え?、この仔羊も、」
仔羊は生後ちょうど2ケ月でした。
私 「はい、ミルクラムにして売ります」
「え~~、可愛そうだぁ、、、」
「・・・・・・・・」
結局商いは成立しませんでした。
可愛そうだという気持ちも分からないことはありませんが。
でも家畜ですよね。
家畜って人の役に立つために人の手によってこの世に生み出されたものです。
可愛そうだと言ってもいずれは、1129です。
仔羊にとって一番かわいそうなのは、食卓に出されて食べられず捨てられることなのでは。
ということで「うめ~~」がいちばん。[^^;;
人は牛や豚鶏などの家畜の肉はもちろんその総てを利用します。
最近はエゾシカも。
でも考えてみてください。
人間界は家畜を利用と言いますが、それはおこがましいですよ。
それより家畜の恩恵にあずかっている。
この方が的を得ていると思うのですがいかがでしょうか。
我が社は羊の牧場を運営しています。
この羊にも捨てる所がありません。
毛は糸から洋服に。
ただ日本の羊での利用は少ないですが、現実には沢山輸入されています。
毛皮はムートンやバックなど革製品です。
日本の羊にはこの利用はありませんが、世界を見ると事情は違いますね。
日本もやる気になれば利用できるのに、もったいない話です。
羊乳も。
世界中をみればこれは盛んでそのまま飲んだりアイスやチーズにしたり。
北海道でもチーズを造る人は居ませんでしたが最近やっとやり始める人が出てきました。
肉はジンギスカン。[^^;;
だけではなく、羊の利用では肉が主流ですね。
ということで我が赤平めん羊牧場も羊乳を搾ることになりました。
こんなふうに餌を食べている間に後ろから搾るのです。
写真は逃げないように首を抑えている姿。
この器具はフランスから輸入しました。
さて羊乳をどう利用するか。
きまったら報告しますね。
個人的には大好きな羊のチーズを造りたいのですが。
フランスの羊のチーズより美味しい物を作れる、・・・かな。
とてもうめぇ~~~くできるとは思えません。[^^;;
羊を飼い始めたのが2006年ですから11年を超えました。
情けないことにその間羊飼育部門は一度も黒字になりません。
もちろん羊が悪いわけじゃありませんよ。[^^;;
下の写真の羊舎は1980年に豚舎として建てたもので、まだ現役です。
大事にすると使えるものですね。
ケチな私としては上出来です。
写真丸々太ったヒツジはポルドーセット種。
来月出産の予定で、きっと元気な子が生まれてくることでしょう。
よう(羊)~~し、来年も頑張るぞう。[^^;;
追伸
あっ、言い忘れていましたが、昨日の続きで安い物には理由がある件。
で、高い物にも理由があるのです。
つまり、北海道産の羊を高く売れることができれば黒字になりますが、なかなかその辺のことが難しくて。