2008年2月アーカイブ

冷凍ギョーザ事件

中国製冷凍ギョーザ中毒事件で、中国公安省は中国国内での混入を否定しました。

そう言うだろうなとは思っていましたが、『やっぱりな』と変に納得です。

しかも、ご丁寧に袋への浸透実験をした結果、袋の上から混入したと発表しています。

この発表は、言うなれば日本人が犯人だと言う意味でしょうね。解りやすい。

それにしても、袋の上から浸透したと言う実験はうそだとすぐ解りますが、なぜこんな発表をするのでしょう。

なぜなら、浸透するような包装紙を使っているとしたら、それはそれで別な問題が発生しますよ。

包装されたギョウザへ外部から色々なものが進入するような袋を使っていることになり、衛生上からもありえない話で、中国の論理自体が成立しません。

ところで、この中国の発表を受けた鳩山邦夫法務大臣は、「中国は国益を考えての発表でしょう」と話しています。

この言い分には笑ってしまいました。

どう考えても、中国が国益を考えているとは思えません。

なぜなら、今のままでは日本人は永久に中国製の餃子を買わないでしょうから。

幾ら中国側が騒いでもです。

それどころか、「日本で農薬が混入された」と騒げば騒ぐほど、日本人は中国からギョーザどころか、その他の中国製のものまで買わなくなるでしょう。

つまり、法務大臣の言い分は当っていないと言うことで、こんなそこの浅い発言が大臣からとは、悲しい話です。

別な言い方をします。

売るほうと買うほうがいて、ある商品を買うかどうかは、最後の買主に決定権があります。

これは店と個人に限らず、国と国の間でも原理はおなじでしょうが、今回の最終決定件者は日本の消費者ですよ。

つまり、ギョーザを買うかどうかは、中国には最初から決定権は無く、日本の国が決めるのでもなく、日本の消費者が決めるんです。中国も鳩山大臣もここを忘れていますね。

国と国の関係なら、力関係や損得だけで決まることもあるでしょうから、それなら国益を考えてのことと言うのも納得は出来ますが、何度も言いますが決めるのは日本の消費者ですよ。

今回の、殺虫剤メタミドホス入りギョウザ事件の正しい解決法は、一つしかありません。

事件なら犯人を見つける。事故なら原因を特定する。

そして、次はそうならないように対策をする。これしかありません。

それが日本にとっても、中国にとっても国益にかなう正しい解決方法なのです。

ダンボールの再利用

家畜の飼育と切っても切れないのは、糞尿の処理。

糞の処理には敷き料を大量に使いますので、できるだけロハの物がありがたいと。

例えば、合鴨の雛は隣町歌志内市の建設会社さんから、おがくずや鉋屑を無料で引き取りこれを当てています。

それが足りなくなったら、滝川JAから、粉砕籾殻を購入していますが、これがけっこう高いんですよね。

赤平だけで年間10万円位使っているでしょうか。

また、秋になると、農家から籾殻を無料でいただき、それを1年分保管し、必要に応じて大切に使うんです。

また綿羊は、別に敷料を購入することもありますが、乾燥の悪いもの(これもお金が掛かっていますが)などを当てています。

一方我社の運営するスーパーや総務部などからダンボールやコピー用紙、また7年以上経った書類などが大量に出ますが、いままでは、これを産業廃棄物として業者へ渡していました。

そこで考えました。

この紙類を家畜の敷料として再利用できないかと。

だって、紙類は木から出来ていますよね。鉋屑やおがくずと原料は同じじゃありませんか。

考えました、頭が痛くなるくらい。

でいいこと思いついたんです。

大型シュレッダー(150万位)を購入し、それでこの紙類を切り刻むんです。

そして、羊や合鴨など家畜の敷き料として使ってみてはどうかと。

試してみましたが、シュレッダーされた紙類は糞尿とよく混ざりますね。これを堆肥とします。肥料ですね。

で、放牧地へ撒くとよい草が取れるんではないかと。

やったぁ~。これは凄いことですよ。

一石二鳥と言う言葉がありますが、この場合一石三鳥くらいのメリットがありますね。

まず、会社から大量に出る紙類に、これを廃棄物としないことで、敷き料という新たな用途が生れます。

また、ふんだんに無料の敷き料を使えるので、羊や鴨の床が乾き環境が良くなります。家畜が健康になろうというものです。

それを、牧草の肥料とするんですから、環境にも良いのではありませんか。

そればかりではなく、廃棄物にとっては、新たな命が吹き込まれるんですから、これ以上の幸せはありません。

でも、よく考えたらメリットばかりではありませんでした。

だから、何日も同じことを考えることになってしまうんですが。

それは、シュレッダーに入れる手間。これです。経費としては給料が一番高いですから。

また、インクや糊などダンボール箱に使われているものには、家畜の害は無いのか。これがもっとも大きな心配事です。

あと、クリップ、ホッチキス針、釘などの混入も心配ですね。

他に幾ら丁寧に仕分けをしたとしても、ビニール袋、紐等、堆肥化できない物の混入をどう防ぐか、これも大問題です。

それらの問題をクリアして、作業の手間を上回る効果があるか、そこをもう1週間くらい掛けて見極めようと思っています。

初のサフォーク誕生

一昨年の春から準備して、オーストラリアから綿羊のサフォーク種を輸入したのが2006年12月。

それから石の上にも3年。じゃなくその半分の1年半だけど。

やっと1頭目が子羊を生みました。元気な男の子。

AUサフォーク初出産.jpg

サフォークって顔が真っ黒。これが特徴なんですが、子羊は体も黒い毛で覆われています。

知りませんでした。

実はこの子羊双子だったんですが、もう1頭は未熟児ですぐ駄目になりました。

だからでしょうか、サフォークの親は心配で心配で。

私は飼い主だっちゅうのに、人を警戒してか側へ寄ると子羊をかばう様なしぐさをします。

めんこくない!。

ということで、これからあと3月4月と、44頭のサフォークが子羊を生みます。

綿羊小屋は真っ黒に染められることでしょう。

東京からお客様

最近レストランの料理人さんや経営者さんの牧場見学が増えました。今日はなんと東京からお越しです。

東京から4名札幌から1名様。

東京からお越しのレストラン様は東京駅の真正面で営業する有名レストランですが、ブログに乗せる許可を得ていませんので、紹介できないのは残念ですが、実に熱心に牧場の様子を聞いていかれました。

他に鴨の食鳥処理場、高麗雉の飼育、合鴨の飼育、めん羊の飼育場等々我社で運営するすべての施設を見ていかれました。

牧場から滝川を望む.jpg

写真は、牧場から西の方を見ていますが、10km先に見えるのは滝川市です。

最後に、ミルクラム(生まれて3ヶ月未満の子羊)を2頭予約でお買い上げ。

『毎度、ありがとうございま~す』

予約した子羊は生まれてまだ1ヶ月しか経っていませんので、可愛いもので、皆さん「可愛い、可愛い」と子羊を写真に納めていましたが、そこはさすが料理人さん、『美味しそう』とは言いませんが、家畜の使命をきちんと割り切っていましたね。

マイナス22度

夜中ですが布団の中で、『首筋がなんかヒヤッとするな~』と思いつつトイレへ。

さぶっ。

窓に付いた氷をガリガリ取り除いてみたところ、
外気温はマイナス20度。これが2時。

マイナス22度.jpg

写真は6時33分で、マイナス22度。

『マイナス22度ですよ~、どうです、すごいでしょー』と、自慢しても意味無いんですが、この寒さで一番つらいことは夜中のトイレ。

部屋の中は、マイナスにこそなりませんが、今日はなんとゼロ度でした。

我が家も31歳。

そんなことで、水道も床下で、しばれ(凍って)たのか水は出ませんし、ポッチャントイレは臭気抜きが駄目になったようで、臭くって臭くって。理由は不明。

でも、解けない雪は降りませんよね、この寒さも3月にはゆるみます。

そんなことでもう少しこの寒さ楽しみたいと思います。

でも、トイレだけは・・・・、回数が増えたもんで・・・・。

素足で

今日の日本列島は大荒れ。

でも、私の住む地方は晴れていました。高速も私の住む北も南も止まっているのに。

写真は午前11時、で、気温はマイナス7度。

そんな中で、あまりにも天気がよいので、浮かれて素足で雪の上に立ってみました。

いや~、冷たいのなんのって。

ところで、何分雪の上に立っていることができたと思います?

素足で雪の上を歩く.jpg

頭の中では、5分かな~っと思っていたのですが、なんとなんとたったの2分10秒です。

今のところ、2分10秒が世界記録。[^^;;

せこいと思った人は、一度お試しあれ。

では。

ワインラムクロス

ワインラムクロス.jpg

北海道は滝川の楽しい煉屋で焼肉。

目的はワインラムクロス。

ワインラムクロスは、フライスランドの雌にサフォークの雄を掛け合わせたF1。

その羊に、餌は配合飼料と乾燥です、それにワインの絞りかすを毎日一定量与えています。

写真を見てください。色の仕上がりも上々ですね、また歯ごたえもきゅっきゅっした力強いもので、味は羊独特のいやな臭いを抑えて、しっかりと甘さを引き出しています。

まぁ、このラム肉を作っている本人が言うんですから、割り引いて考えてもらってかまいませんが、他人がどう言おうと、私は満足しています。

ワインラムクロスをメニューに加えた最初の店として、楽しい煉屋を紹介しますが、また他で使うところが出たらブログに書きますね。

では。

斜里で地吹雪

斜里の地吹雪.jpg
(写真をクリックすると大きくなります)

2月13日は、斜里で株式会社知床エゾシカファームさんの株主総会へ出席。

写真は、帰途14日の絵です。

ご覧の通り、これが地吹雪の見本ともいえる状況。

風がひどい場合は、10m先も見えなく、よく事故を起こさないものだと、我ながら感心して車を走らせていました。

え~っとここは斜里町を出て、あと300m行くと、右は弟子屈(テシカガと読みます)と小清水(これはコシミズ)方面へ、また直進が網走(アバシリは解るかな)です。

斜里を出てから、こんな感じで自宅へ帰るまで気を抜けませんでしたが、日ごろの行いが良いせいか無事帰宅。

道産子って、こんな厳しい環境で生活しているのに、案外あっさりしていますよ。また、飽きっぽいですね。

離婚率日本一がその辺を物語っています。

なんでだろ~。

自然と闘い、その偉大さも知っているので、それに抗うことをあきらめるからかな?

でも、私は執念深いですよ。離婚もしていませんし。

ところで、地吹雪の天気記号もあるんですね。知りませんでした。

マルの中に、右向きの→と、上向きの↑が、十文字に交差しているんです。

地吹雪とは→ウィキペディアから、
吹雪(ふぶき)は、降雪中の雪や積雪した雪が強風によって空中に舞い上げられて視界が損なわれている気象状態のこと。降雪がない場合には地吹雪(じふぶき)と呼ばれる。

2008 スーパーマーケット・トレードショー

2008スーパートレードショー.jpg
昨日からスーパーマーケット・トレードショーで、東京ビッグサイトです。

見るだけでした。

第42回2008スーパーマーケット・トレードショーの開催概要を下記にコピーしましたが、関係団体企業は豪華ですよ。

主催は、社団法人日本セルフ・サービス協会

後援
経済産業省 農林水産省 中小企業庁 中小企業基盤整備機構 日本貿易振興機構(ジェトロ) アメリカ大使館・農産物貿易事務所 イタリア大使館商務部 オーストラリア大使館マーケティング事務所 在日フランス大使館経済部 スペイン大使館経済商務部 スリランカ大使館 駐日大韓民国大使館 駐日ポーランド大使館 デンマーク王国大使館 トルコ共和国大使館商務部 ベルギー・フランダース政府貿易振興局 南アフリカ共和国大使館 スリランカ紅茶局 台湾貿易センター フランス食品振興会 香港貿易発展局 マレーシア貿易開発公社 FMI日本事務所 東京商工会議所

協賛
オール日本スーパーマーケット協会 (社)公開経営指導協会 (財)食品産業センター (財)食品流通構造改善促進機構 (財)食料農商交流協会 全国食肉公正取引協議会 (社)全国スーパーマーケット協会 全国セルコ・グループ運営本部 全国農業会議所 (社)中央酪農会議 (財)店舗システム協会 デンマーク農業理事会 日本事務所 (社)日本加工食品卸協会 (社)日本缶詰協会 日本小売業協会 (社)日本食鳥協会 (財)日本食肉消費総合センター (社)日本ショッピングセンター協会 日本スーパーマーケット協会 日本生活協同組合連合会 (社)日本惣菜協会 日本チェーンストア協会 日本チェーンドラッグストア協会 (社)日本厨房工業会 (社)日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会 (社)日本農林規格協会 日本百貨店協会 (社)日本フードサービス協会 (社)日本フランチャイズチェーン協会 (社)日本包装技術協会 (社)日本ボランタリー・チェーン協会 日本マテリアル・ハンドリング協会 (社)日本卵業協会 (社)日本冷凍食品協会 (社)農協流通研究所 (社)農山漁村文化協会 農林漁業金融公庫 (財)流通経済研究所 (財)流通システム開発センター (社)流通問題研究協会

協力
WINS 環境新聞 空調タイムス 月刊需要創造 月刊食品商業 月刊2020 VALUE CREATOR 月刊流通&コンピューター 小売経済新聞 コンビニエンスストア新聞 週刊ストアジャパン 酒販ニュース 商業施設新聞 食品産業新聞 食品新聞 食料醸界新聞 食料新聞 水産タイムス 繊研新聞 チェーンストア エイジ 帝飲食糧新聞 日経レストラン 日本食糧新聞 日本農業新聞 農経新聞 流通ジャーナル 流通専門誌「激流」 冷食タイムス 冷凍食品新聞

南品川

スーパーマーケット・トレードショー視察で東京です。

昨日千歳10時45分発のJAL508便は、東京着が12時20分。

これじゃ腹が持たないと、北海あいがも和膳を購入、到着前に機内で食べました。

夜は、事前にネットで調べた北品川のお蕎麦屋さんで鴨セイロを。

と、思っていたのですが、なかなか見つかりません。電話をかけてみると、なんと、1月から昼だけ営業になっていたようです。

そこで偶然目の前に止まったタクシーに捕まえ、「美味しい、お蕎麦屋さんへお願いします」。

結論を書くと、なんとか鴨セイロにありつけました。

東海道品川宿.jpg

710円の時間でしたが、タクシーの運転手さんとお話を。

『北海道の道路と比較して、狭いみちだなぁ~』と思いながら「ずいぶん道路が狭いですね」「昔からの東海道ですから」と運転手さん。

そのあとは運転手さんの一人芝居。

私の知っている東海道とは、浮世絵安藤広重の東海道53次ですが、「そうです、その品川の宿がここなんです」とのこと。

『へぇ~、そうなんだぁ~、知らなかった。こんど歩いてみよう』。

ところで京急駅の名前は北品川ですが、もったいない。私ならこれを品川に変え、今のJR品川駅を南品川にしますね。

『え!、これじゃ、しっくりこない?』

偶然じゃなく必然か

『さて、電話をしなくちゃ』と、携帯を手にとると、なんとなんと、その当人から電話があるとは。

こんな経験ありませんか。私はこの手の偶然ってけっこう多いですね。

「武藤です」と、茶路めん羊牧場武藤さんの渋い声。

ソフトバンクの携帯待ち受け画面に出る名前を見ると、いやぁ~、そりゃもう~ビックリしますよ~。

でも、嬉しいですね。だって、恋人に電話を掛けようとしたとき、相手から電話があったら嬉しいでしょ。

それとおんなじ気持ちっす。

武藤さんは私より年下ですが、こと羊に関しては私のお師匠さん。

この人がいなけりゃ、オーストラリアからサフォークの輸入も出来なかったし、今のように綿羊の飼育も順調には行かなかったと思いますね。

言わば北海道サフォーク牧場経営の恩人です。

私の用件は、今日連絡のあったオーストラリアからの綿羊輸入の話が流れた件です。

『さて、こりゃ困ったな』と。

それに、最高の解決策を提示してくれました。

解決策とは、オーストラリアから、欲しいと思っていた綿羊種を精液で輸入しようという物です。

詳しくは、決まったら書きますね。

(有)茶路めん羊牧場 
代表取締役 武藤浩史さん

子羊たち

ゆったりした子羊.jpg

今日は久しぶりにプラス気温の2度。

羊舎の中、今年の北海道サフォーク牧場の主役、子羊たちも心なしかゆったりしています。

子羊は、母親がフライスランド、父親がサフォークのクロスです。

ブログを書き始めて3年

今朝は早く目が覚めたので、ブログを書こうかと管理画面を見たところ、下記のようになっていました。

エントリー (738)
コメント (132)
トラックバック (91)

書き始めたのが2005年4月1日からで、1ヶ月に21個も記事を書いていることになり、もうすぐまる3年になります。

飽きもせずつまらないこともずいぶん書いたような気がしますが、読んでいる人がいるんですから、こんなことを書いちゃ駄目ですね。

今月2月のアクセス数がほぼ100/日。

コメント132トラックバック91と、このようになっていますが、残念なことに、現在両方とも受付を中止しています。

これじゃブログの良いところ、楽しいところを殺しちゃっていますね。

それもこれも英語圏からの、無用(と、私は思っている)なコメントとトラックバックの数の多さに閉口しての行為ですが、ほんと悲しい。

出会い系からのコメントトラックバックもかなりな数になり、商売として必死なのは解りますがこれにも迷惑しています。

でも、再開してみようかな。

第14回合鴨水稲会総会

第14回北海道合鴨水稲会総会に参加。

合鴨農法と言うのがあって、アイガモを水田に放して有機栽培の稲を作るんです。

アイガモに害虫駆除をさせ、草取りもさせます。またアイガモの糞は肥料にもなりますが、その他にもアイガモに仕事は有るようです、詳しくは→全国合鴨水稲会

合鴨農法で使われたアイガモは、8月初旬に田んぼから引き上げられるのですが、そのあとは肉として再度人間の役に立ちます。

ここに我社の関わりが出てくるのですが、しかし、まだ努力不足で何の役にも立てていません。

第14回合鴨水稲会総会.jpg

【第14回北海道合鴨水稲会総会・講演会開催要領】

日時:2008年2月16日(土)
14:00~ 第14回総会
15:30~17:30 講演会
18:30~ 懇親会(居酒屋「さっぽろっこ」札幌市中央区南5条西3丁目 東宝公楽会館2階)
翌朝、解散
開催場所(総会、講演会、宿泊):
「NTTセミナ―センタ―」(札幌市中央区南22条西7丁目) ※別紙地図を参照
電話:011-552-8400(※参加申込は事務局宛にしてください)
内容: 1.第14回北海道合鴨水稲会総会
2.講演会
演題:農業現場における環境問題への取り組み~環境会計と農業
ISO14001の事例紹介~

参加費:
総会、講演会+懇親会+宿泊+17日朝食付き=9,400円
総会、講演会+懇親会+宿泊 =8,800円
総会、講演会+懇親会 =5,500円
総会、講演会のみ =500円
(※NTTセミナ―センタ―駐車場をご利用の方は別途500円が必要です。)

【総会&講演会参加申込連絡先(事務局)】(申込締め切り2月8日)

**************************************
北海道大学大学院農学院 共生基盤学専攻
共生農業資源経済学講座 食料農業市場学分野 博士後期課程
**************************************


ここ三日ばかり、雪が降り続きビニールハウスが倒壊の危機に瀕しています。

ということで、懇親会を欠席して帰宅しました。

『ゆとり教育』の責任は誰が、

ゆとり教育は、2002年度から実施された新学習指導要領の通称で、『円周率はおよそは3』が有名。

その後、日本の学力はどんどん下がり続けました。

下記は、経済協力開発機構(OECD)発表の2006年国際学習到達調査から。

科学的応用力/2000年2位→2006年6位

数学的応用力/2000年1位→2006年10位

読解力/2000年8位→2006年15位

(この調査はOECD加盟国を中心とする57の国・地域の15歳男女計約40万人を対象にしている)

このゆとり教育実施の結果、子供は二つの方向へ分かれました。

ひとつは、塾で大忙しな子供。

もう一方は、勉強をしないでゲームばかりする子供と。

これっていま流行の格差問題ですよ。子供ですが。

こんな状況で、ゆとり教育が見直されるのは、時間の問題でしたが、やっと文部科学省は、脱“ゆとり”で基礎基本重視の新学習指導要領案を公表しました。

これは遅すぎるくらいで、見直しは当然ですが、疑問が一つ。

ゆとり教育を取り入れたのは2002年ですよ。それからまだ6年。

明らかに失敗です。

この責任は誰が取るのでしょうか。

文部科学省の責任者と、国会で決めた政治家は誰だ。

ここを見逃さないように、これからの関連ニュースを見ようと思います。

知床の流氷

昨夕16時から、株式会社知床エゾシカファーム総会で知床に宿泊。

一昨日まで無かったと言う流氷が、大挙して接岸していました。

会長さんの言、「昔は、この道路まで流氷が上がっていたんだがなぁ~」と、海面より10mは高い道路を走りながら。

『えっ、うっそ~、すげぇ~』。

そんなことで、北海道に住んでいるからって、流氷を見たことがあるとは限りません。

私もその一人。

知床 流氷.jpg

私の車は斜里建設工業株式会社さんへ止めてきたので、恐れ多くも今朝斜里から土田会長、土田社長に迎えに来ていただきました。

斜里からウトロまで40分ほど

そのさい流氷観光を。

「土田会長、社長、お世話になりました。エゾシカ、頑張って売ります」

飼育者の使命

雪の降る朝.jpg

綿羊のお産があるので、最近は朝5時起きです。今朝も。

真っ暗な中を車庫まで50m。積雪が50cmですよ。

これ以上雪が振ると除雪しなければなりません。今日は大丈夫。

めん羊は今日一日で3頭出産しました。全部双子なんですが、中に袋を被ったままでお産して窒息してしまうものもあります。

で、今日それが1頭。生きているのが5頭。

家畜は命を掛け人間の役に立ちます。

生まれた羊を全部きちんと食べられるまで育て、その使命を全うさせるのが、飼育者の役目。

今日はしくじりました。

国が兵糧攻め

岩国市長選挙で福田良彦氏当選。

こんなことがあっていいんでしょうか。お断りしておきますが、福田さんに恨みも何もありませんよ。

前市長の井原勝介さんは、米空母艦載機移転の是非を問い、辞職して選挙をしました。

で対抗馬として出たのが、前自民党衆議院議員の福田さん。

その結果福田さんが当選。

それにしても、井原さんって侍というか、男らしい人ですね。

米軍基地移転に反対したところ、国は新市庁舎建設に関わる補助金を35億円凍結。そのほかにも有るようですが、こんなこと通るんですか。

と言うわけで、じゃぁ市民の意見を聞きましょうと今回の選挙です。

岩国市民がお金に釣られるのは理解でき、責める気はありませんが、国(防衛省?)のとった兵糧攻め。こりゃひどいというか、こんなのあり?。

みなさん許すんですか。

初の黒人大統領になるか

アメリカ合衆国大統領選の民主党指名候補争いで、南部ルイジアナ州と中西部ネブラスカ、西部ワシントンとも、オバマ上院議員がヒラリー・クリントン上院議員に勝ちました。

オバマさんに勢いが付いてきましたね。

これでオバマさんが民主党の大統領候補になり、そして共和党の候補に勝って米国初の黒人大統領誕生となるのです。

タブン。

でも、気がかりなことが一つ。大統領暗殺。

24とか。テレビの見すぎかな。だといいんですが。

昼はやっぱり鴨セイロでしょ

駒そば亭鴨なんばん1300円.jpg

北海道千歳市 駒そば亭 鴨せいろ 1300円

東京へ出張したら、帰途ちょうど良い場所に在るんです、ここのお蕎麦屋さん。

でいつも鴨せいろで決まり。

なぜなら、鴨肉がうまいから。
そりゃそうです、なぜだか理由も知っています。[^^;;

ところで鴨も羊も肉類には、独特の臭いと特徴のある味がありますよね。

ただ、臭い。それが行き過ぎ食べるとき不快に感じて、その肉を嫌いになる人のなんと多いことか。

これが難しい。「え?、何がって、その加減です」。

不快な獣臭さはゼロにはなりません。まぁ、ゼロでも困るんです、だってにおいも味を引き立てる役目をしているので。

そこでこれを限りなく抑えて、その肉が持つ美味しさというか本来の味だけを引き出す。

これができればと、いつも挑戦しています。

駒そば亭
北海道 千歳市 柏台南1-5-2[ 地図を見る ]
電話 0123-40-8816
アクセス 南千歳駅南口より徒歩10分
営業 11:00~20:00
休日 年中無休

自分の命は自分で

私が子供の頃は冷蔵庫など無かったですから、真夏に朝炊いたご飯が、夜になるとあめって(こんな言い方、今もあるんでしょうか)食べられないなんてことはしょっちゅうです。

味噌汁なども夜には駄目になっていましたね。また、物によっては昼には捨てなければならないものもあったと記憶しています。

それもこれも口に入れ飲み込んでから気が付くんですが。

当時はお魚屋さんでも、朝仕入れた魚を午後一番に売りに来る頃、魚にハエの卵が付いていたなんてのは、これまたしょっちゅうで、それに対してだれも保健所がどうのこうのとは言いません。

自分で買うかどうか判断しましたね。また買った後気が付いたら、自分の責任で処理していました。

こんな悪条件下で育ちましたからか、こちら子供のほうも心得たもので、茶碗に盛られたご飯も、一度匂いを嗅いでから箸をつけたものです。

母親が用意してもです。

その癖が抜けなく、いまだに食堂へ行って、つい匂いを嗅いでしまい、『あっ、やばっ』と思うこともしばしば。

これも全ては自分の身を守るすべなんですね。

おかげさまで58歳になる今も元気に生きています。

それは、ともかく、そんな環境で育ったものですから、生きる欲は人一倍強く、毒物や傷んだものには神経が鋭敏になっています。

また、いまだに少々痛んだものを食べても、お腹を壊しません。

話題の農薬入りギョーザ問題で思うことは、自分の命を人様に預けちゃ駄目ですよ、と言うことです。

何かあれば、政府の監視体制が悪いとか、売っている店が悪いなど、これはやめたほうがいいですね。

なぜなら、その苦情が通ったとしても、痛い思いやつらい思いをするのは自分じゃありませんか。

自分の命は自分で守る。昔も今もそこが基本ですね。

ワインラムクロス

めん羊出産開始.jpg

羊のお産が始まりました。昨日は双子でした。

今回のように、母親はフライスランド種で、これにサフォークの雄を掛け合わせて、子羊を生産するものが60頭。

生まれる子羊は最低でも100頭。

この掛け合せで生まれた子羊に、ワインの絞りかすを食べさせてワインラムを生産します。

写真の羊も来年の今頃までには、人間のお腹の中に入りますが、それまで大事に育てたいと考えています。

食べる人は、美味しく感謝して食べてくださいね。

あと、サフォークの純粋手が50頭の出産を予定しています。

これは肉にはしません。種雄として販売を考えています。また、雌は繁殖用に自分のところで残します。

殺虫剤入り冷凍餃子が明示するもの

中国で生産された殺虫剤入り冷凍餃子問題。

安く売る為に人件費の安いところで、大量に作る。そして輸入して大手スーパーへ大量にばら撒く。

その結果、今回のような問題がおきたら、本当に大事となりますね。

作った会社も、輸入で扱った会社も、商品者へ売ったスーパーも外食店も。

しかも、このうちたった1ヶ所でトラブルが起きても、いやおう無く全てを巻き込んでいきます。

これは、大量生産大量消費で起こる最大のアキレス腱を、明示しているのではないでしょうか。

安く売る為に作り上げた仕組みは、中国で製造された殺虫剤入り冷凍ギョーザの問題で崩壊していくんでしょうか。

中国製、冷凍餃子

以下は社内の日報です。

====ここから

昨日から中国産のお問合せ多数。

餃子が売れないのはお宅のせいだまで発言有り。

『○○ちゃん餃子』の確認書FAXで頂き『○○ちゃん餃子』を納品しているお客様へ案内FAXと送付完了済み。

====ここまで

弊社は業務用食材の卸売りが主たる業種ですが、お客様から納品している餃子の問合せが殺到しています。

取り扱っている餃子は、『○○ちゃん餃子』、中国産の商品はありません。

この『○○ちゃん餃子』はめちゃ美味しいので、よく売れていますね。

それはともかく、料理人さんには我侭な人もいて、理不尽な要求もたま~にあります。

日報の発言は要求ではありませんが、中国ギョーザの問題はちょっと考えるだけで我社が起こしたもので無いのはわかりそうなものですね。

というより、解っているかな?

そうですよね、冗談ですよね、まぁそれだけ問題が深刻だと言うことでしょうか。

冷凍餃子の問題はなぜ起こる

中国で製造された冷凍ギョーザの中毒問題。

これは農薬が混入したか故意に入れたのかでしょうね。

なにが悪いと問われ、いま言われていることは輸入食品のチェック体制の不備。

行政が悪ものになっています。しかし、いくら検査体制を強化しても、これで問題は解決しません。

それよりなにより、全商品を検査するなどできるものではありません。

自給率40%弱、後の食品は輸入ですよ。全品検査など不可能です。

仮に検査できたとして、そのコストは莫大なものになるでしょう、これじゃとてつもなく高い餃子になってしまいます。

で、高い餃子は売れません。

それより、問題の原因が中国に在るわけではありませんよ。

あらゆる製品を真似して安く作り、安く売っていく。兎に角安く安くと、これが日本の経済発展の仕組みでした。

それを食品に応用したのが間違いの元。

今回の冷凍食品の例を挙げて見ましょう。

スーパーの店頭では、冷凍食品が3割引、4割引、そして5割引なども見られ、当たり前のように安く売られています。

メーカーは、安い価格で売るため、安く仕入れる、なければ作らせる。

そして安い商品は、やっぱり中国でしょうと、こうなりました。

なぜ、冷凍食品が4割引で売られているか。スーパーから見ると、これはお客さんが求めるから。

なんのことはない、元をただせば消費者がこのようなシステムを要求していたから、それに答える形で、安い冷凍餃子が店頭に並んだのです。

つまり、消費者が「もっと安く」、「いやいやもっともっと安く」と求めるから、安全は何処かへ置き去りされ、その結果、今回の問題がおきているのではありませんか。

消費者の皆さん、商品を選ぶ順番を変えましょ。

一に品質。二に価格と。

アイマトン

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