冷凍餃子の問題はなぜ起こる

中国で製造された冷凍ギョーザの中毒問題。

これは農薬が混入したか故意に入れたのかでしょうね。

なにが悪いと問われ、いま言われていることは輸入食品のチェック体制の不備。

行政が悪ものになっています。しかし、いくら検査体制を強化しても、これで問題は解決しません。

それよりなにより、全商品を検査するなどできるものではありません。

自給率40%弱、後の食品は輸入ですよ。全品検査など不可能です。

仮に検査できたとして、そのコストは莫大なものになるでしょう、これじゃとてつもなく高い餃子になってしまいます。

で、高い餃子は売れません。

それより、問題の原因が中国に在るわけではありませんよ。

あらゆる製品を真似して安く作り、安く売っていく。兎に角安く安くと、これが日本の経済発展の仕組みでした。

それを食品に応用したのが間違いの元。

今回の冷凍食品の例を挙げて見ましょう。

スーパーの店頭では、冷凍食品が3割引、4割引、そして5割引なども見られ、当たり前のように安く売られています。

メーカーは、安い価格で売るため、安く仕入れる、なければ作らせる。

そして安い商品は、やっぱり中国でしょうと、こうなりました。

なぜ、冷凍食品が4割引で売られているか。スーパーから見ると、これはお客さんが求めるから。

なんのことはない、元をただせば消費者がこのようなシステムを要求していたから、それに答える形で、安い冷凍餃子が店頭に並んだのです。

つまり、消費者が「もっと安く」、「いやいやもっともっと安く」と求めるから、安全は何処かへ置き去りされ、その結果、今回の問題がおきているのではありませんか。

消費者の皆さん、商品を選ぶ順番を変えましょ。

一に品質。二に価格と。

アイマトン

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このページは、岩井 政海が2008年2月 1日 19:56に書いたブログ記事です。

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