BSE、鳥インフルエンザ、口蹄疫の最近のブログ記事

歴史は繰り返す

前の総理大臣が厚生大臣のとき、カイワレ大根をテレビの前でほおばっていました。

o-157で人が亡くなった時、まだ原因がはっきりしない時点で、「かいわれ大根らしい」と言った、後始末です。

厚生大臣がかいわれ大根をテレビの前で食べるパフォーマンスは、倒産したかいわれ大根栽培業者に対する贖罪だったのでしょうが、もうこれは後の祭りです。


歴史は繰り返す。

政務官が放射性物質汚染水を飲んで、セシウムの安全性をアピール。

馬鹿でなかろか。

これから一生のみ続けるならまだしも、みえみえのパホーマンスにはあきれます。

今までも、そしてこれからもセシウムの入った食材を食べなければならない福島の人たちに対する後ろめたさが、そうさせるのでしょうか。

日本国民は、原発事故の後、安全の言葉を無条件で信ずるほどお人よしでは有りません。


で、ネットで調べてみました。

狂牛病騒動の渦中1990年、イギリスのジョン セルウィン農業大臣が、なんと4歳の娘とハンバーガーをマスコミの前で食べたとのこと。

今回のセシウムドリンクと同じ状態です。

政治家って、世界共通なんですね。

そしてこれには、後日談があります。

その後ハンバーガーを出されても、手にも取らなかったようです。


でも、本当に飲んだのかな。

政治家は、どうも・・・・。[^^;;

マスコミが広げる口蹄疫


口蹄疫がものすごい勢いで広がり、屠殺された動物は90000頭は超えているのかな。他に強制的に10万頭は殺処分される予定とのこと。

さっぱり収まらないこの口蹄疫の広がりを見て、なんで収束しないのかと、単純に疑問を持っています。


一つには当初から言われていた、マスコミが口蹄疫を広げているという話。

これはたしか、鳥インフルエンザが国内で初めて出た時も言われましたね。

取りインフルエンザを広げているのは、マスコミであると。

今回の件と併せて考えると、どうも間違いないようです。

先日の続きになりますが、マスコミは報道でも害毒を流し、記者が病原菌を撒き散らすのでは、いいとこ有りませんね。

ちゃんと仕事をしたらどうでしょう。


そんなことより、口蹄疫の伝播力はすさまじいです。

これが人間界に起きたらどんなことになるのだろうと、考えてしまいました。

口蹄疫


口蹄疫が世間に知れたのが4月20日。

政府が口蹄疫対策本部を立ち上げたのが、やく1ヶ月後の5月17日。

なんとなんとのんびりしたものです。

7時のNHKニュースで一番先に流れたのも、新聞の1面に書かれたのも、ここ二三日前からです。


宮崎県から遠く離れた北海道に住まいする私でさえ5月5日のブログに宮崎県の口蹄疫に関して、なんでマスコミの報道が少ないの、と、疑問を書いています。

で、5月8日にも、 宮崎県の口蹄疫 その2 を書いています。


それで、皆さん見ていてください。

明日から新聞テレビ、ぜ~んぶのマスコミが口蹄疫一色になりますから。

普天間も小沢問題も吹っ飛んで。


マスコミって、私くらい単細胞なんですね。[^^;;


追伸
 対策としては早すぎるかもしれませんが、我社の北海道サフォーク牧場も外部からの見学は総てお断りしております。
 ご容赦ください。

宮崎県の口蹄疫 その2


なんと60,000頭殺処分とのこと。

宮崎県で発生した口蹄疫。


そんなことから、ツイッターで東国原英夫宮崎県知事をフォローました。

だって、口蹄疫の対策本部長ですから、情報が早いはずです。

私は肉屋、大いに関係あり。[^^;;


それによると、『口蹄疫確認、現在までに43例。殺処分対象家畜、59104頭』です。

これほどの大問題なのに、もう一つの普天間ばかり。

たしかに、普天間は日本の将来の話であり世界の話で大問題です。

片や口蹄疫はいまの話、国内の話、しかも生活の話ですから、小さな話題だとでも言うのでしょうか。

でも、命の問題ですから、新聞で大々的に報道する価値はあると思いますよ。


とは言っても、両方とも日本にとっては重要ですが。[^^;;

宮崎県の口蹄疫


宮崎県内で次々と出ている家畜伝染病の口蹄疫(こうていえき)問題。

収まる気配がありません。

今日のニュースでは、約2万7800頭が殺処分されたとのこと。

身近なところでは、肉類の価格は上がるのではないでしょうか。

また、外国への輸出も制限されるでしょうし、いつ収束するのか、肉屋としては気になりますね。


しかし、この口蹄疫発生は沖縄普天間基地問題の影になり、新聞でも大きく取り上げられていません。

比較の話しではありませんが、ただあまりにも報道のされ方が小さいので、それでいいのか?と、ちょっと疑問に思ったもので、ブログに書いた次第です。


口蹄疫(こうていえき)とは、→Wikipedia
家畜の伝染病のひとつ。偶蹄類(牛、水牛、山羊、羊、鹿、豚、猪、カモシカなど)やハリネズミ、ゾウなどが感染するウイルス性の急性伝染病。日本では家畜伝染病予防法において家畜伝染病に指定されており、対象動物は牛、水牛、鹿、羊、山羊、豚、猪。人には稀にしか感染しない。国際獣疫事務局(OIE)リストA疾病。

佐呂間町のオオハクチョウ

10日に死んでいた北海道佐呂間町サロマ湖のオオハクチョウから、強毒性H5N1型の鳥インフルエンザウイルスが発見されました。

これで、北海道内では野付半島で発見されたものも含めて2例目。

話は変わりますが、2年前くらいでしょうか北海道から雀が消えたと大きな騒ぎとなっていました。

私の近くでも、春になると会社事務所の換気扇にすずめが巣を造り、餌をねだる雛ちゃんがちゅんちゅんとうるさいくらいだったのに、ある日突然ぷっつりと。

やっと昨年くらいからぼちぼち見かけますが、でもいまも昔には戻っていません。

これって、鳥インフルエンザとぜんぜん関係ないのでしょうか。(実は当時からそう見る人もいましたが)

ところで、この2件から想像するに、オオハクチョウが2羽死んで大騒ぎしていますが(私も心中穏やかではありません)、実はすでに北海道には鳥インフルエンザが蔓延していると考えるのは、行き過ぎ?。

考えても見てください、例えばすずめが山の中で死んでいたらどうなります。すぐ狐に食べられちゃいますよね。

とんびにさらわれるかもしれません。

例えば、街中ですずめのような小さな鳥が死んだらすぐ野良猫にぱくっとやられるでしょ。

もしかしたら虫などに食い散らかされることもありますよね。

小鳥類は、そんなこんなで死骸は見つかりません。

でも今回ように水辺で死んでいたら、どうなるでしょう。しかも大きな鳥が。

少なくとも狐は近寄れません。

もし近寄ったとしても、お持ち帰りできないでしょうし、その場でも食べきれるものではありません。

そんなことから、オオハクチョウの死骸が天敵に食べられる前に、人が発見してしまったとは考えられませんか。

世にも恐ろしい話ですが。

鳥インフルエンザの脅威

いよいよやってきました。

待っているわけではありませんが、この鳥インフルエンザ。今年に入り東北で発生したとき、次は北海道だろかと。

先日根室近くの別海町、オオハクチョウの死骸から毒性の強い鳥インフルエンザウイルスH5N1型が
北海道内で初めて発見されました。

これで終わりならよいなと思ったのですが、また網走管内のサロマ湖でもオオハクチョウの死骸が見つかりましたね。

これだけ続けて鳥インフルエンザで死んだ野鳥が見つかると言うことは、北海道は鳥インフルエンザにすでに汚染されていると考えてよいでしょう。

私も8年ほど前まで養鶏業を営んでいましたが、この状況では。

まだ人にうつっていないとは言え、養鶏業者は生きた心地がしないことでしょう。心中察します。

この苛立ちを誰にぶつけてよいのか、養鶏業者の不安は大変なものでしょうね。

話はかわりますが、自宅の二回ベランダに、毎年ひよどりがきます。

それにりんごを与えているのですが、これも止めなくてはならないのですが、神経質になりすぎでしょうか。

でも、他人に迷惑をかけるわけにもいかないので。

本業の飼育するアイガモ舎には、外から野鳥が入らないように、きちんとネットを貼っています。

この鳥インフルエンザ騒ぎが大きくなる前からです。でも、すずめの進入対策でしたが。

北海道は継続

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北海道は、20ヶ月未満の牛肉に対するBSE全頭検査を継続するようです。

これに使用する税金は年間七千万円。

今日の北海道新聞から(一部抜粋)
BSE全頭検査を継続 知事、道議会で表明へ(11/29 06:45)
 二十カ月齢以下の国産牛の牛海綿状脳症(BSE)検査への国の補助金打ち切り方針を受けて対応を検討してきた道は二十八日、独自の全頭検査を継続する方針を固めた。開会中の定例道議会で高橋はるみ知事が表明する。道民アンケートで七割以上が継続を支持したことなどを受けて、判断した。

高橋知事、よくぞ決断をなさいました。

人間にとって食は生きる基本。

その食の供給基地たる北海道は、食の安全安心にはまだまだ心を裂かなければなりません。

なぜなら、いまなお食肉偽装事件やお菓子の賞味期限改ざん事件などが時々出てくることが証明しています。

こんな中での、北海道の食の安全に対する毅然たる態度表明は、重要かつ緊急を要していました。

今回の態度表明は、重要の部分は満たしましたが、緊急の部分は遅きに失した感無きにしも非ずですが、まずはよかったよかった。

これで、北海道の食も少しは名誉挽回できるかもしれません。

へつらう

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いま牛は全頭BSE検査を実施しています。これは補助金。

しかし、厚生労働省では、生後20ヶ月以下の牛は 2008年7月で補助金を打ち切るとのこと。

これは、検査を止めろと言うに等しいことです。

しかも、自治体単独での全頭検査を継続しないよう、文章を送付しているとのこと。

現在アメリカから輸入している牛は20ヶ月以下のものは、BSE検査をしていません。それに合わせようというものでしょうね。

へつらっているを漢字で書くと『諂っている』。へぇ~、漢字は読めないけど、厚生省の胸のうちは読めますね、これは。

受け入れるとアメリカは次は30ヶ月以下を要求しています。このまま行くと、日本も同じことになるでしょう。で、最後は、全部無条件で輸入となり、日本人は・・・病気となるのです。

言いすぎでしょうか。

それにしても、そのまんま東さん、じゃなかった東国原英夫宮崎県知事はえらい。検査の継続を表明しています。

高橋北海道知事はどうするのかな。

いくらお上(厚生労働省)と言えど各自治体が自主的に全頭検査を継続しようとすることに、妨害は許されません。

それより何より、厚生省は国民の命を守るため、先頭きってBSE検査の継続を主張すべきではありませんか。

岡山県でも鳥インフルエンザ発生

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岡山県高梁市の養鶏場でも鳥インフルエンザが発生しました。

ニュースによると、26日に2羽、27日に20羽の採卵用の鶏が死んでいたとのこと。

養鶏場といっても、卵を生ませる養鶏場と鶏肉生産の養鶏場と分かれますが、今回は採卵鶏の養鶏場での発生です。

10年位前に4万羽ほどの養鶏場を運営していたので解りますが、鶏の死亡は、毎日のように数羽から数十羽は普通です。

ここの養鶏場には、20羽ほどの死亡でよく保健所に届けたものだと感心しますね。まぁ、いまの鳥インフルエンザ騒ぎで、慎重にはなっていたのでしょうけれど。

また、以前は今頃の餌の無い冬は、鶏舎内にスズメが沢山入っていたものですが、しかし、いまは外部からスズメはもちろん鳥類は1羽も入れることは無いはずです。

いったいどのように感染するのか、はやく原因や感染ルートを確定して欲しい物です。

そうでないと、養鶏場は不安で夜も眠れないことでしょう。

ところで、これらの養鶏場では、鶏糞をどのように処分していたのでしょう。

養鶏場が自社単独で鶏糞を処理しているところと、鶏糞を集めて処理するところがあるはずです。韓国では鶏糞処理業者が鳥インフルエンザを広げたとニュースで見たことがあります。

あっ、この程度はとうぜん調べていますよね。

高病原性鳥インフルエンザを詳しく知りたい方は、
「国立感染症研究所感染症情報センターホームページ」へ。

鳥インフルエンザの補償

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創業が養鶏場なので、そのせいか鳥インフルエンザにはどうしても目がいってしまいます。

また、いまはアイガモを飼育していますが、これも羽が付いているのでやっぱり鳥インフルエンザは心配です。

鳥インフルエンザの発生は、なんとか宮崎県だけで収まって欲しい物です。

このニュースが毎日流れていますが、そこで一つ気に掛かることを。

鳥インフルエンザは人間にとっても怖いので、罹患したニワトリを強制的に破棄するのはもちろん賛成です。

しかし、支払われる金額が評価価格の4/5だけと言うのは納得できません。

また、卵や死骸の処理は1/2補償とのこと。他にも近隣の養鶏場にも損害の1/2の補償です。

鳥インフルエンザになった場合の責任は養鶏場にありません、むしろ養鶏場は被害者です。

行政命令で廃棄させるのであれば、100%補償するのが妥当だと考えます。

米国産の牛肉

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いよいよ米国産の牛肉が入ってきます。

肉屋ですから、消費者の選択肢が増えることなら良いことだともいえますが、よく考えると矛盾だらけです。

その中から一つだけ。

物の売り買いを商売といいますが、どう考えてもおかしなことがあります。

どんな商品も、買うかどうかは買うほうが決めます。

皆さん、毎日行くスーパーで「この肉を買え、買わないともう付き合わないぞ」と脅されて、その店から肉を買いますか?

私は買いませんが、他の人も同じでしょうね。

また、売るほうは、買う人の要望にあわせて、何とか買ってもらえるように努力をするものです。

例えば消費者が「BSEが怖いので、全部検査をしていただけませんか」。

こう言われたら、普通はそうするでしょうね。

レモンが好きなんです。

レモンを皮の付いたまま丸かじりするのが好きで、いつものようにそうやっていたら、野菜屋のお兄ちゃんが、「やめたほうがいいよ」と。

「レモンは米国から輸入しているんだけれど、日本向けのレモンは害虫を退治する為に消毒の沢山入った水層くぐらせているんだよ」とのこと。

『なに、このレモンの皮には、消毒液が付いているんだ』。

『自分達が食べないから、なんでもありなんだな』と、かなり前の話なんで、いまはそんなことをしていないでしょうが、当時の驚いた記憶を思い出しました。

BSE問題で米国の牛肉が輸入停止になっていましたが、やっと輸入が再開された牛肉は、取り除かなければならない部位をつけたまま日本に輸出したとのことで再度輸入停止になりました。

『まだ、同じことをしているんだ』

さてこれは何を言いたいのでしょう。

私は、新聞記事を見て政府の対応に憤慨したり、米国を非難したりと対応はそれぞれですが、『自分の身は自分で守ること』と、この基本に立ち返ることの重要性をここに学びたいのです。

自分自身、大事な家族。また、一緒に働く同僚と、自分を中心にして同心円を描き、その円の中にある人は、縁のある人です。

この人たちを守らなければ自分を守ることは出来ません。

H5N2、H5H1

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ひたひたと忍び寄る影。後ろから一歩一歩、それも確実に近づいてくる影。

さてこの忍び寄る影とはなんでしょう。

昨年の6月から、茨城、埼玉の養鶏場で鳥インフルエンザが出ていましたが、そのとき関係した人の中から、77人が鳥インフルエンザ(H5N2)に罹ったとのこと。

今回の感染は、養鶏場関係者ばかりではなく、駆除に当たった県職員までも感染していたようです。

いくらH5N1ではないとはいえ、鳥から人への感染は初めて確認されました。鳥インフルエンザが世界的流行となるのは時間の問題だと考えられます。

鳥インフルエンザは、昨年東欧で散発的に発生していましたが、今年に入ってトルコでも死者が出ています。

食肉業界は、昨年まで鶏肉の価格など需要動向の心配をしていましたが、それどころではなくなったようです。

肉屋なので、それらしい話を。

問題を残しながらも、いよいよ禁輸となっていた米国産の牛肉が入ってきます。

そんな中で、北海道の高橋はるみ知事は、北海道産の牛は20ヶ月未満でも100%BSEの検査をすると発表しました。

本当は、国内産の牛も20ヶ月未満は検査しなくても良いんですよ。それを総てBSEの検査をするとのこと。

よくぞ言った。男らしい、じゃなくてリーダーらしい発言です。ほれぼれします。

いま北海道は食に関して大きく動き出そうとしています。

このブログでも書きましたが、札幌商工会議所は、北海道の企業が生んだ優れた「モノ・ワザ」を、「北のブランド2005」として認証する制度を作りました。

また、ラーメンやジンギスカンは北海道遺産に指定されています。

その他にも、北海道産の食材を使った加工食品などにも認証制度が作られようとしています。

こんななかでの今回の決断です。大きな拍手を送りましょう。

アイガモ農法の危機

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札幌の北にある当別町で、アイガモ農法で米を作っている人がいます。

北海道で、アイガモ農法で米を作っている人は何人いるのでしょうか。今日話を聞いた所から判断すると、いまアイガモ農法が危機に面しているようです。

アイガモ農法とは、アイガモの持つ能力を最大限に使って米作りをする方法ですが、危機の理由は昨年からの鳥インフルエンザです。

鳥インフルエンザにかかると、近隣の養鶏業者は総て仕事を止めなければなりません。

アイガモで米を作っている人達は、自分の飼うカモから鳥インフルエンザが出て、関係者に迷惑がかかったら困るから、もしかしたらアイガモ農法を止めなければならないと言うのです。

フランスでフォアグラを作る業者は、鳥インフルエンザの脅威から本来屋外にいるガチョウを建物の中で飼わなければならないと、いま右往左往しています。

フォアグラ用のガチョウは舎内に移せるので、何とかなるとしても、アイガモ農法の鴨を舎内に入れてしまっては用をなしません。

鴨はやさしい鳥ですが、飼い主もやさしいんですね~。

肉屋として、いま一番興味あるニュースは、BSE問題の決着でなされる米国からの牛の輸入解禁で消費者がどんな反応を示すのかです。

おおむね外食は前向き、スーパーは慎重と色分けされているようです。

しかし、肝心の消費者は「不審だらけの米国産は嫌!」と言うのか、「ぜんぜん、気にする必要はないよ!」と判断するか、業者は固唾を呑んでその動向を見守っています。

でも、肝心の肉屋の声は聞こえてきません。

二番目に興味のあるニュースは鳥インフルエンザです。鳥インフルエンザが人に移るようになり日本に入ると68万人が死ぬとされる報道もあります。

来年は解りませんが、今年は鳥インフルエンザになる可能性は無いかな。いずれにしてもインフルエンザの注射をしてきました。

むろん鳥インフルエンザの予防注射があれば、それをするのですが、ことしはノーマルで済ませました。

毎年今頃予防注射をしていますが、ことしは鳥インフルエンザの影響でしょうか、病院も込んでいて1時間以上待たされました。

1時間待たされることがなければ、ブログにこの件を書くこともなかったので、まぁ話題が出来たと言うことでよしとしましょう。

実は昨日札幌でインフルエンザに2名がかかったとテレビ報道されていたので、あわてて今日の予防注射となったのです。

情け無い話です。

もっと早く来ようとは思っていたのですが、こと、からだの痛みに関しては、出来るだけ遅い方が良いと言う、さもしい気持ちが頭をもたげます。

北海道家畜保険所来社

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世界中の目はいま有る一点に注目しています。

それは、鳥インフルエンザがいつ人間同士が殺しあう所までいくのかです。世界中が固唾を呑んで見つめています。

日本は6段階のうち、軽い方から3段階目とのこと。

その守り神たる、家畜保健所が今日合鴨の飼育状況を視察に来ました。

正直官庁は、あまり働かないので嫌いなんですが、家畜保健所は信頼感のある頼もしい官庁ですね。

決してこんな状態だから言うのではなく、質問に答える真摯な姿勢からも、その信頼感を感じたのです。

アメリカ産牛肉解禁まで秒読み

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アメリカ産の牛肉輸入が、解禁になりそうです。

止って考えて見てください。

これは日本の消費者の為になるのでしょうか。

じゃぁ誰の為?

アメリカの牛肉生産者の為。これはだれでも解ります。次に生産者に突き上げられるアメリカ政府の為でも有りますね。これも理解できます。

日本の政府はどうでしょう。官僚や政治家は自分のために輸入をしようとしています。いや違うかもしれませんが、そう見えます。

日本の牛の生産者のことも、考えてみてください。

日本の牛はトレイサビリティで、生まれてからの履歴を100%把握しています。やっとここまで来たと言う感じです。

これは牛の生産者の為でもありますが、消費者の為なのです。

アメリカ産牛は、20ヶ月未満の牛だけ解禁ですが、20ヶ月未満かどうかは正確に解るのでしょうか。

私は肉屋ですから、不満はありません。しかし、食べる消費者でもあります。そう考えると、不満はありませんが、不審だらけなのです。

いまのままのやり方で日本に受け入れられるのか、疑問ですね。もし受け入れたとしたら、日本人に疑問を感じます。

強引なアメリカ合衆国の手法

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米国の牛肉はBSE発生以来、輸入は止っています。

当初日本の輸入再開の主張はBSEの全頭検査でした。なぜなら国内ではBSEを全頭検査しているからです。当然の意見ですね。

しかし、米国は強引にBSE発生前の条件で輸入再開を迫ってきました。

こまった日本政府は譲歩しています。

まぁこの辺はニュースで出ていますので短めにこれで終了しますが、ここへ来て日本への経済制裁を主張する上院議員や下院議員の意見が大きくなり始めました。

これに関して一言。

肉屋の私は小なりとは言え商人です。

その商人が「この肉を買え、買わないと経済制裁だぞ」と、もし包丁で脅したら皆さんどうします。

これって商人とはいえませんよね。

今は少なくなりましたが、押し売りが自宅に来たことがあります。漬物屋でしたが。

この漬物屋は品質は別にして、売っている物がやたらと高いのです。で、怖いけど「必要ありません」と断りました。

今の米国はやり方としてこれより悪いですよ。

押し売りの漬物屋が、「俺の漬物を買え、さもないと殺すぞ」と。これと何処が違います?

もっと身近な例で言いますが、自宅の隣のスーパーの肉屋に「この肉を買え、買わないと経済制裁だ、もうあんたはうちのスーパーに出入り禁止だ」とか言われたら納得しますか。

商人は違います。いや商人ばかりではなく人間として間違っています。

商人はお客様の納得を得るために、お客様の話していることをよく聞いて理解し自分の中に取り入れていかなければ成り立ちません。

これは国家対国家の間でも同じではないでしょうか。

それより悲しいことがあります。それは日本の態度です。

スーパーとの間では買う人が主導権を握っていて、意思決定は買う人がします。それでスーパーも納得しますし、だからこそ買ってもらえるような努力もします。

どんな商売でも、仮に物が足りなくてもこの基本は生きています。いっとき売る側が強くても、強引な商法はいずれしっぺ返しを受けるのです。

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