ひたひたと忍び寄る影。後ろから一歩一歩、それも確実に近づいてくる影。
さてこの忍び寄る影とはなんでしょう。
昨年の6月から、茨城、埼玉の養鶏場で鳥インフルエンザが出ていましたが、そのとき関係した人の中から、77人が鳥インフルエンザ(H5N2)に罹ったとのこと。
今回の感染は、養鶏場関係者ばかりではなく、駆除に当たった県職員までも感染していたようです。
いくらH5N1ではないとはいえ、鳥から人への感染は初めて確認されました。鳥インフルエンザが世界的流行となるのは時間の問題だと考えられます。
鳥インフルエンザは、昨年東欧で散発的に発生していましたが、今年に入ってトルコでも死者が出ています。
食肉業界は、昨年まで鶏肉の価格など需要動向の心配をしていましたが、それどころではなくなったようです。