2005年6月アーカイブ

行きつくところは大国の横暴

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今日もクロアチアです。

クロアチアは旧ユーゴスラビアから独立しました。

1990年の独立戦争は、ユーゴ軍に放火を浴びせられたのですが、1992年に独立を果たしました。

内戦も起き、その傷跡が残る町並みを、今日見てきました。

10年を過ぎてかなり復興しているとはいえ、砲弾のあとが今も残る家を見ると、戦争の悲惨さを感じます。

傷跡も生々しい家には、そのまま人が住んでいます。

クロアチア人はセルビア人を嫌っています。それは、旧ユーゴ軍はセルビア人だったからです。

クロアチアはセルビアから攻められたので、セルビア人を嫌い、セルビア人はアメリカの空爆を受けたので、アメリカを嫌っています。

クロアチアに限らず国境を接する国はいつもいがみ合っていますが、日本も例外では有りません。

他所の国を見て、なぜ日本人は韓国に嫌われ、中国は靖国神社の問題をあれほど気にするのか、良く解ります。

加害者は、被害者の心に残った傷跡を振り返りたくはないかもしれませんが、被害者になったほうは、個人なら何年も、国なら何世代もその怒りは消えることがないのです。
 

スケベ男と尻軽女

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ここ数回書いてきたことと、逆のことを書かなければなりません。

クロアチアの首都ザグレブでは、健康がブームのようです。

大使館員が行くような、一流のレストランに味噌汁や豆腐の料理がありました。

「日本の大使館員が行くので、日本食があるのか」と聞いたところ、「いや違う。健康がブームで、日本食が好まれる」とのこと。

また、クロアチア人は忍者が好きらしい。

『忍者』とは日本人でもあまり口にしない言葉なので、二度も確認しました、間違いなく忍者が好きらしいですね。

あと、空手とか柔術とかとにかく日本文化が好きだとのことです。

しかし、

 

セルビア人のアメリカ嫌い

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セルビアのアメリカ嫌いは、徹底しています。

カシーナホテルの近くの市場へ行ったときの話しです。

セルビアの帽子をかぶって野菜を売っているおじさんがいたので、写真を撮らせて欲しいと頼みました。

ところが、にべもなく嫌だと拒否されました。

私は日本人だと言ったら、手のひらを返してにこにこokとのこと。

始めはアメリカ人か中国人と思ったらしいのです。

こちらは何処から見てもアジア系で、まちがってもアメリカ人には見えません。

それなのにそう言われる。それほどアメリカ人を毛嫌いしているのかと改めて思いました。

その他、露天のおじさんも、タクシーの運転手さんも同じようにアメリカの話しになると、手を振り嫌いだと意思表示します。

また、アメリカの大使館は一番大きいと、これも不満のようです。

セルビア人の嫌いな人種は、1にアメリカ人、2にジプシー、3番目に中国人とのこと。

東欧にいるジプシーが嫌われるのは働かないので解ります。しかし、中国人も嫌われているようですが、なぜでしょうか。詳しく理由は聞きませんでしたが、悪いことをするからといっていました。

ちなみに、セルビア人は日本人を好きだとのこと。

好かれる日本になるためには

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人に好かれるのは難しいけれど、嫌われるのは簡単ですね。

アメリカが地球上の国で、一番嫌われている国だというのは皆が認めるでしょうが、では、好かれている国はどこだと思いますか。

これで東欧というか、旧共産圏を訪問した国の数はセルビアで11ヶ国目です。

少なくとも東欧での日本人は好かれています。

アメリカが嫌われる理由も、日本が韓国、中国を含むアジアから嫌われる理由も根は一つです。

それは、その国へ攻め入って、人を殺したことがあるからです。

日本は、アジア以外へは軍隊を派遣して人を殺していません。そう考えると今回のイラクへの自衛隊派遣は心配な所です。

軍隊としての自衛隊派遣ですから、嫌われて当然で、同じことを民間がすると、めちゃくちゃ歓迎されると考えるのは、私だけでしょう。

 

今日からはセルビア・モンテネグロです。

この国を、正確に言える人は何人いるでしょうか。

元はユーゴスラビアと言いましたが、今は分裂して5ヶ国に分かれた一つの国です。

しかし、詳しく言うとセルビア・モンテネグロも一つの国ではなく、セルビアとモンテネグロという二つの国の連合国家なんです。

なんて、解ったようなことを書いていますが、機内でHPから取り寄せた資料を読みながら覚えたことでした。

旧ユーゴスラビア関係で日本人がすぐ思い浮かべられることと言えば、サラエボオリンピック。コソボ紛争。ボスニア・ヘレツェコヴィナ紛争。クロアチアがサッカーで有名なことくらいかな。

もって行った資料を読めば読むほど、わけが解らなくなってきました。

それはともかく、やたらと紛争が多い国で、かなり危険だと言うことは理解できました。しかし、今回行く主要都市はまずは安心だと言うことです。
 
今日が初日、どんな国で、どんな料理を楽しめるか興味しんしんです。

謝って済むなら警察は不要

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昨年から北海道では大問題となっている北海道警察の裏金問題は、あと5000万円追加返還することになりました。

これで、返還額は合計9億5700万円になるとのこと。

この9億円ものお金を、警察官それぞれ個人が、預かっていたのでしょうか。

金額の多寡はともかくとして納得いきませんね。

10年位前になるでしょうか、バリ島へ旅行に行ったことがあります。

一緒に行った人と、バリ島の観光地の山へ登ることになり現地の案内人と5人で車でいきました。

途中で車を止められました。

「何をしようとしているんですか」と、案内人に聞きくと、「・・・、任せてください」と、お金を渡しています。

「へ~、有料道路だ」。

実はこれは警察官が観光客からお金を徴収しているもので、私的通行税とでも言うのしょう。

そのとき『日本の警察は優秀だ。賄賂を取るなどの不正は絶対しないな』と、誇りに思ったものです。

ところが今回の裏金の騒動を見てください。

最初は「そんなことはしていない」と議会で拒否し、ばれると「私的使用では無い」と開き直り、うるさく言われると「返せばいいんだろう」と、これが今回の新聞記事です。

食べたり飲んだり、小遣いとして個人のふところに入れることは、まぎれもなく私的使用です。

いまさら預かっていました返しますとは、どう考えてもおかしな話しです。

しかも私的使用も無いし、返すのだからと謝りもしません。

笑い話に有りましたよね、『謝って済むなら、警察は要らない』というのが。

新聞も裏金問題と記事にしています。裏金とは法的につじつまの合わないお金と言う意味でしょう、それなら、法律に違反して支払われたお金です。

警察には、交通違反で捕まったことありますよね。許してもらえましたか。

普通の人は、ついうっかりしたときの違反に限って警察に見つかるものです。

幾らうっかりであろうと、法律違反に違いは無いので、それは仕方が無いとほとんどの人はあきらめて罰金を支払います。

しかし、道警は裏金と言う法律違反で受け取ったお金を返して、それで終わりにするのでしょうか。

しかもだれも責任を取ってやめないとは。恥ずかしくは無いのでしょうか。

思い出してください。
警察官はつい最近まで、子供の憧れの職業でしたよ。

会社にとって税務署は気を使う官庁ではありません。むしろ利用する所です。(この件は別に書きます)もっとも脱税をしていれば、話しは別ですが。

さて、銀行の付き合いには注意が必要です。

バルブのだいぶ前の話ですが、こんなことがありました。

当時私は養豚業を目指し準備をしていました。

主たる借り入れは農林漁業金融公庫に決まっていて、その繋ぎ融資を北海道銀行赤平支店に依頼していたのです。

当時の支店長代理さんが窓口となり、融資の了解を得ていました。

たしか、6月29日でしたが、明日の借入れの件よろしくお願いしますと、面談にて再確認をしました。

支店長代理さんは解っていますとのこと。

で、6月30日当日、借り入れを実行してもらうよう窓口に出向きました。

なんとあろうことか、支店長代理さんは日本経済新聞を出してきて、「現在養豚業は先行きよくないとのことだ。これでは融資はできない」と言う。

たまたま当日の日本経済新聞の囲み記事には、養豚業は悪いと出ていたのです。

しかし、こちらがなぜ養豚業を始めるかと言うと、現在悪いので先行き明るくなるとの見通しから新規事業として開始をするのです。

このような話は、当然ながら、融資依頼のとききちんと説明をしています。

耳を疑ると言う言葉そのままです。

資金調達の金額は2000万円です。
 
まぁ、ビックリどころの話ではありませんね。

しかし、こちらはそれほどのことがあるとは想定していませんが、会社の資金繰りは慎重にも慎重にと、三重の資金調達計画をしていたのです。

その一つが家族の定期預金で準備をすることでした。

その定期預金は、北海道銀行赤平支店に今回の資金調達金額以上あったのです。

で、支店長代理さんへ「昨日まで、融資は良いと言っていたではないか、なぜそんなに急に状態が変わるのだ」と、幾ら話しても「申し訳ないが、融資はできない」の一点張りです。

今考えても腹の立つ話しなんですが、実はこのあともっと驚くことが起きました。

アレフにエールを送る

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今日の日本経済新聞に、「びっくりドンキー」を経営するアレフの記事が出ていました。

アレフは米国からの食品輸入を全面的に停止するという。

理由は、BSEや遺伝子組み換え食品への対応が不十分とのこと。

庄司社長は「外食業に関わる企業として、消費者に安全なものを提供する姿勢を示したい」と言っています。

その意見に大賛成です。

いま日本は、米国の強引な圧力に屈する形で、牛肉の輸入が決まりそうです。

その政策には、消費者の食の安全に対しての配慮がひとつも感じられません。

大手の牛丼チェーンは、消費者の安全を無視する形で、牛肉の輸入を訴えていますが、それは、自社の利益だけを考えてのことでしょう。

今回のアレフの庄司社長の決断に大賛成です。食肉を扱うものとして、大いにエールを送ります。

消費者、一般の生活者が、安心で安全な食生活を送るお手伝いをするのが、私たち食品を扱う業者の使命です。

菜の花が満開

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(写真をクリックすると大きな画像になります)
菜の花畑.jpg菜の花畑

いま滝川の江部乙地区では、菜の花が満開です。

江部乙は滝川市内から国道12号線を旭川へ15分くらい行ったところにあり、江部乙は道内でりんごの産地としても有名ですね。

10年位前から作付けされ現在の面積は約70ヘクタール。これは全道一です。菜の花はいままさに満開に咲き乱れています。

今年はいつもより遅めで、まさにこれからが見ごろですね。
 

北海道の東側を道東といいます。

北海道全体が食の宝庫で、どこで食事をしても美味しいのですが、特に道東の食材は、山の物、海の物から畑までと人々を飽きさせません。

今回の訪問は、地域で一番店とも言えるお蕎麦屋さんで、合鴨肉のお取引を頂いている所を中心とした出張でした。

合鴨肉は他には負けない自信はありますが、美味しい合鴨肉も、その特徴を十分理解して料理しないことには、合鴨は生きません。

そんなことを考えながらの出張でした。

しかし、訪問したお客様すべてに、当社の合鴨肉のよさを絶賛していただきました。しかも、何処のお客様も当社の合鴨肉を十分生かしきった蕎麦を提供していたのです。

合鴨の生産をして本当によかったと心から思った次第です。

さて、合鴨を含む家畜は人間の役に立とうと、この世に生まれてきた動物たちです。

美味しく頂く。これがその動物たちに対する礼儀だと、私は考えています。これは人間の義務であると考えています。

一般の消費者は、家畜を殺すことを残酷だといいます。

それは認めます。

しかし、一番残酷なことは、人間のためにこの世に生まれてきた動物たちを、硬いだのまずいだのと、文句を言うこと。

また、そればかりではなく、残して無駄にし捨ててしまうことではないでしょうか。

【北海あいがも】は、当社のブランドですが、大事に育てようと考えています。

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