昨年から北海道では大問題となっている北海道警察の裏金問題は、あと5000万円追加返還することになりました。
これで、返還額は合計9億5700万円になるとのこと。
この9億円ものお金を、警察官それぞれ個人が、預かっていたのでしょうか。
金額の多寡はともかくとして納得いきませんね。
10年位前になるでしょうか、バリ島へ旅行に行ったことがあります。
一緒に行った人と、バリ島の観光地の山へ登ることになり現地の案内人と5人で車でいきました。
途中で車を止められました。
「何をしようとしているんですか」と、案内人に聞きくと、「・・・、任せてください」と、お金を渡しています。
「へ~、有料道路だ」。
実はこれは警察官が観光客からお金を徴収しているもので、私的通行税とでも言うのしょう。
そのとき『日本の警察は優秀だ。賄賂を取るなどの不正は絶対しないな』と、誇りに思ったものです。
ところが今回の裏金の騒動を見てください。
最初は「そんなことはしていない」と議会で拒否し、ばれると「私的使用では無い」と開き直り、うるさく言われると「返せばいいんだろう」と、これが今回の新聞記事です。
食べたり飲んだり、小遣いとして個人のふところに入れることは、まぎれもなく私的使用です。
いまさら預かっていました返しますとは、どう考えてもおかしな話しです。
しかも私的使用も無いし、返すのだからと謝りもしません。
笑い話に有りましたよね、『謝って済むなら、警察は要らない』というのが。
新聞も裏金問題と記事にしています。裏金とは法的につじつまの合わないお金と言う意味でしょう、それなら、法律に違反して支払われたお金です。
警察には、交通違反で捕まったことありますよね。許してもらえましたか。
普通の人は、ついうっかりしたときの違反に限って警察に見つかるものです。
幾らうっかりであろうと、法律違反に違いは無いので、それは仕方が無いとほとんどの人はあきらめて罰金を支払います。
しかし、道警は裏金と言う法律違反で受け取ったお金を返して、それで終わりにするのでしょうか。
しかもだれも責任を取ってやめないとは。恥ずかしくは無いのでしょうか。
思い出してください。
警察官はつい最近まで、子供の憧れの職業でしたよ。