と、こう書いたのは、エゾシカ課の話で、1月15日のこと。
それが、とうとう全国ベースでマスコミ紙上に乗りました。
写真(クリックすると大きくなります)は日経MJの記事。
私にも取材があり、それも乗っています。
それはいいのですが、一つ苦言を。
記事には、『駆除シカの活用広がる』と大きな見出しが書かれてあります。
続けて、『駆除したシカ肉を食用にする動きが徐々に広がってきた』と。
これって、ちょっと違うのです。
日経MJの記者さんの取材には丁寧に答えましたが、この質問はありませんでしたので、ここで補足させていただきます。
実は、弊社で取り扱うしか肉は、駆除したシカを利用しているわけではありません。
あっ、でも結果的には駆除と同じように、エゾシカの個体数を減らす事にはなっていますが。
と、これでは、書いていることを理解していただけないかな、もう少し詳しく説明しますね。
株式会社アイマトンでは、害獣として駆除したシカを、肉として販売していません。
実は、最初から食肉にするため、ルールにのっとり捕獲(生死は別にして)し、なおかつルール(北海道の衛生マニュアル)で認証された加工場で、シカ肉として処理されています。
あくまでも食肉として販売することを目的とした、一連の流れがあり、その中で食肉とされているのです。
ですから、結果的に駆除にはなっていますが、・・・・・・・・、けっして屁理屈ではありません。[^^;;
駆除とは、害獣として人間社会から排除することです。
食用とは、益獣として人間社会の食卓に上り貢献することです。
ねっ、天と地ほど違うでしょ。
動物に、人が手をかけ育てるのは畜産業。
海へ出て魚を取るのは漁業。そう考えるとエゾシカは漁業に近いですかね。
その延長線上で話すなら、エゾシカの捕獲は、鹿(ろく)業とでも言えばいいでしょうか。
いずれにしても、エゾシカを動物淡白として利用することは、日本の食料自給率向上におおいに役に立つ行為だと言えますね。
ところで、北海道では明日2月1日から15日まで『エゾシカ料理まつり』として、エゾシカ販売のキャンペーンをやっています。
私も出来るだけ食べて、ブログで紹介しますね。
え?シカの味?、もちろんエーゾーシカない。[^^;;