有権者50分の1以上の署名を集めたら住民請求ができるんですね。
北海道の帯広市で、現状の市会議員数32名を20名にして欲しいと言う住民請求がだされました。
案の定、否決。
新聞記事を見るまでもなく、私でも考え付く市会議員の意見は次の通り。
1.減らすと市政へのチェック機能が損なわれる
2.もっと議論が必要
3.議員を少なくすると、民意を汲み取れない
偉そうなことを書いていますが、私も議員削減の署名集めをして、否決されたことがあるので言えただけなのです。
内容を知ると、他で聞いた話とまったく同じですねぇ~。
驚くほど一緒。
と言うことは、議員の思考回路や行動パターンは、全国同一と言うことでしょう。
これは、道会議員(・・県なら県会議員)も国会議員も同様じゃないでしょうか。
とはいえ、まず1番の議員を減らすと市政チェック機能が損なわれると言う意見。
これは、議員個々人の能力の低さと議員の談合体質が、すでに市政のチェック機能を損なっている現実があります。
ですから、議員数32人を20人にするのではなく、市政チェック機能は20人のボランティアでするか、議員を100人に増やし報酬を時給にする。
これしか解決方法はありません。
次に2ですが、議会って議論のするところであるなら、おっしゃるとおりですが、議会は議論などしていません。
私の知る限り談合しています。この談合し意見をまとめている事実から考えると、いくら時間を掛けようと正しい結論など出てきません。
ですから、時間を掛けるなど無駄の最たるものです。
また、仮に時間をかけたらどうなるか。
結論は同じ。
最後に、民意を汲み取れないとのこと。
帯広の今回の否決は、委員7人全員の反対で決まりました。
かたや、住民請求の署名数は5660人分。
さて、どちらが民意でしょう。
また、『若い人たちが政治を志しても枠が狭まると出にくくなる』というのもあります。
この若い人云々ですが、年寄りが邪魔をしているから。
これに尽きます。
40歳以上は議員として出馬禁止。こうしなければ解決できません。
いずれにしても、議員が自分たちの待遇を自分たちで決めている限り、人数を減らしたり、議員報酬を下げたりは無理と言うもの。
公務員の給料を下げるなどもできないでしょうね。
これら総てを解決する方法は、破綻だけです。
破綻したら、また破綻しそうでもいいのですが、そうなると、給料や待遇を下げる、ではなく下がるのですから。
国や都道府県、そして市町村の議員、また、すべての公務員の処遇は、破綻が最大の力を持ち、最高の決議をします。
市町村合併も、破綻しそうなのでやっていること。ですから同様かな。
もっともそうなると、影響は自分にも及びますから、覚悟はしておかなけれなりません。
ということで、これはこれで悲しい話ですが。[^^;;