さて、これは何でしょう?
手前にあるダンボール箱を畳んだものは解りますよね。
実は、このダンボール箱はめん羊の餌です。
と言っても、もちろんそのまま綿羊がダンボールを食べるわけはありません。
そんなことで、もうちょっとお付き合いください。
その後ろにある白いコピー機に似た箱は、ダンボールを裁断する機械なんですが、ダンボールを入れてやると細かく裁断され吐き出されてくるのです。
で、白い箱の右下にある黒っぽいものは、裁断されたダンボールくず。
このダンボールくずは、後ろに山と詰まれた鉋屑(かんなくず)と混ぜ合わされ、弊社の北海合鴨飼育時に使用される鴨の敷き料となります。
つまり『鉋屑+ダンボールくず=北海あいがもの敷き料』と、こうなり、敷き料はアイガモの糞と適当に混ざり合い、そのあとめん羊の敷き料などを混ぜて発酵させ、最後には堆肥となります。
で、この堆肥を放牧地に撒き草を育てて、最終的にはめん羊の餌となります。
はい、ちゃんとダンボールの空き箱がめん羊の餌と成りました。