すぐ下の弟が北海道の恵庭市で、自衛隊を54歳で退職して知どり(ちどり)と言う焼き鳥屋をやっています。(繁盛していますよ)
弟は今日水曜日は休みということなので、私は丁度千歳の営業所へ行く用事があり「昼ごはんでも一緒に食べようか」とおそば屋さんで昼食。
そばがきの話は別にして、弟の話にはドキリとさせられました。
食事を挟んで2時間くらい話したでしょうか。突然「岩井家の人って、マグロだよね」と言うのです。
その言葉を聞いて私の頭の中は高速回転します。
『マグロみたいと言うことは、どう言う意味だろう。マグロのトロで人間的に味があるとか。いやいや違うな、生きが良くないと不味いだろうから、生きが良いとか』と、そんなことを考えていました。
少しの時間が空いて「意味、解る?、マグロは泳ぎ続けないと、死んでしまうらしいよ」と、続けて「岩井家の人も、何かをしていないと死ぬかのように、いつも何かを考え、いつも新しいことに挑戦しているよね」というのです。
なるほど、言われてみればそうです。
父も私も知どりの弟も、そしてクレストジャパンと言う食品製造会社を経営している末弟も同じですね。いつも新しいことを何か探してやっています。休むことがありません。
ところで、本当に、マグロは泳ぎ続けないと死ぬのでしょうか。
調べて見ると有りました。
『マグロは一生眠らずに泳ぎ続ける 』と言うコラムです。
マグロは口を開けて泳いでいます。これは口を開けることによって、エラを通過する水から酸素を取り入れて呼吸するためです(ラムジュート換水法)。マグロは、泳ぐのを止めると窒息してしまうため、一生のあいだ、いっときも休むことなく高速で泳ぎ続けなくてはいけないのです。夜のあいだも十分な睡眠をとることはなく、やや代謝を低くして遊泳速度を落としながら泳ぎ続けます。マグロは呼吸するために泳ぎ続けることを運命づけられた魚なのです。
詳しくは→マグロの知られざる生態をご覧ください。
読んでみると、まったく弟の言うとおりでした。
一年中、そして気が付いてから今まで休むこと無く、何かを考え、何かやっていましたね。
何もしなくなるのは死ぬ時でしょうか。