ばんえい競馬は今年度限りで廃止。実は開催4市が降参
官僚が運営するから赤字になるんです。
私は競馬は好きではありません。
それどころか競馬に、命の次に大切といわれるお金を持って出入りするなんて「なんと馬鹿なことを」と、思ってしまいます。
しかし、ばんえい競馬の廃止には反対です。大反対です。絶対反対です。
結論を先に書くなら、ばんえい競馬は世界に誇る日本の文化と言えるからです。
北海道だけの問題ではありません。北海道以外の人はほとんど関係ないと言う顔をしていますが、これは日本を代表する文化ですよ。
ばんえい競馬は、北海道遺産に指定されていますが、世界遺産に指定されてもおかしく無いほどの価値あるものです。
ばんえい競馬廃止反対の人の声は、まず、ばんえい競馬に関わる人ですが、この窮状を招いたのは、ばんえいに関わってきた人、すべての責任です。
その人たちが、自分の生活が困るといって反対しても、説得力はありません。
賭け事の一種としてのばんえい競馬。また、生活の手段としてのばんえい競馬。もちろんそれも大切な要素ではあります。
しかし、それでは関係ない人の意見が入り込む余地は無いではありませんか。
ばんえい競馬には未開の地へ望む人の、命をかけた営み、脈々と流れる開拓精神、廃止論議にはそこが話し合われていません。
ばんえい競馬を競馬と同列に並べお金を掛ける対象としてしか見ていないから廃止になるのです。
赤字だ、やっていられないと、損得勘定だけで議論するから廃止になるのです。
天からお金が降ってくると思っている官僚に、お金を生み出す能力を期待するほうが無理と言う物です。
ばんえい競馬とは、約1トンの馬が最大1トンの鉄製のソリを引くもので、北海道独特の、いや日本独自の土にしっかりと根ざした文化なのです。
運営するのは「北海道市営競馬組合」(これは、旭川、岩見沢、帯広、北見の4市で構成されている)が巨額の赤字を抱えて、今年度限りで廃止するという。
ばんえい競馬は、北海道開拓時代の土に根ざした文化を色濃く残し、1946年の公営化以来開催されこのたび60年の歴史に幕を閉じるという。
どうせ閉じるなら、やる気のある民間に無償貸与してはどうでしょうか。
やる気のある人を世界から募集するするのです。
運営者はラスベガスから探しましょう。
そうすると、世界からばんえい競馬に人が集まると思うのですが、どうでしょう。