前回に続けて、『官庁の効率化の手を緩めるな』という話しです。
高橋はるみ北海道知事の、道庁職員30%の削減の話の中で、ある程度の新規採用を続けるというコメントがありました。
それに対して、一言。
新規採用の理由は、『職員の年齢バランスがいびつになるので、最少人数の新規採用は必要』と言うものでした。これは、仕事に支障をきたすからでしょうか。
しかし、この考えは無用です。
なぜなら、人に対して仕事が割り振られるのではないからです。仕事があって初めて人が必要となります。
これは民間だけの考えでしょうか。
何のために、年齢構成のバランスを考えなければ成らないのでしょう。理由が解りません。
年齢構成のアンバランスなど、中途採用で解決します。しかし、なぜか、官庁は中途採用を積極的にしませんね。
財政再建団体になりそうないまは、年齢構成のバランスなど考える余裕はありません。人が足りなければ、その都度補充する。これで用はたります。
景気は上向いているといいますが、ここで官庁効率化の手を緩めては、将来にわたって禍根を残すことになるでしょう。
継続的な官庁の効率化がなければ、私達は増税に納得などするはずがありません。