必要ない場所の電気は消すこと。
水は大事に使え。
ガソリン節約には、急発進、急ブレーキは駄目。これでは車を傷める。
等々、いくら口をすっぱく言ってもなかなか直りません。
日常的に作業をたくさん抱えている社員にとって、このようなことは、細かなことと、どうしても後回しになってしまいます。
しかし、会社を運営していく上で、無駄の排除は当然必要なことです。しかし、それより大切なことは、その心構えの醸成です。
必要ない場所の電気は消すこと。
なんど言っても、朝来て見たらトイレの電気がついています。
困ったなとは思うものの、小言を言う方も嫌なものであり疲れます。
そんな時、ひらめいたのです。『そうだ、電気をつけるから消すのを忘れるのだ。じゃぁ、電気をつけなきゃいいじゃないか』と。
それでトイレの電気をつけないことにしました。スイッチがないので、電気をつけたくてもできません。
で、どうなったと思います。
そうなんです。男女とも真っ暗な中で用を足すんです。
まさか~、そんなことできるはずはありません。
答えは、トイレの中に人が入ったら、人を感知し電気がつくようにしたのです。
聞いて見れば、「なあ~んだ」と言うような簡単な話しですが、それで節約を言うこちらも、言われる社員もストレスがなくなりました。
設備にはお金が掛かるので、金額的にどれほど節約になったか解りません。
しかし、このことで、どんな手段をこうじても当具を使ってでも、節約はするんだという、私の強い気持ちは、理解してもらえることになったと考えています。