仕入れる。

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むかし養豚場を運営していました。

親豚が100頭いて、年間約2000頭の出荷です。

その豚は、仲買人を通して、プリマハムへ出荷していました。

株式会社アイマートは1983年創業です。創業時の苦労はひどい物でしたがその話はおいて。

当時街中の精肉店は次から次へと、スーパーに飲み込まれ、風前の灯、あと数件を残すのみとなっていたのです。

そんな中に精肉店を開店したのですから、まわりはすぐ潰れるの大合唱です。

私は、自分の養豚場で育てた豚をプリマハムへ出荷していたので、プリマハムには愛着を持っていて、生肉をはじめハム加工品は当然プリマハムから取ろうとしたのです。

ところが、プリマハムでは「売りません」と、断ってきました。

周りの状況を見ると、それも解るような気はします。

それで、次の案として「現金でお取引をお願いできないでしょうか」と、気分は少々悪かったのですが、丁寧にお願いしたのです。

ところが、ところが、現金でも売らないというのです。

これには怒るより、おどろきあきれましたね。

当社から豚を出荷しているんですよ。それに、経営内容などもある程度わかっているはずです。いざとなったら、その豚の代金を担保に押さえればいいはずです。

それより何より、現金でも売らないと言われたのには、裏を返すとよほどあぶない会社だと思われたのだろう、またこれが今の自分の実力だとあきらめました。

そのあと、少しずつよい会社になるにしたがって、プリマハムは営業に来ますが、私が生きているうちは、取引は無理ですね。

しかも、私は120歳まで生きる予定です。

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このページは、岩井 政海が2005年5月10日 16:06に書いたブログ記事です。

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