まず、ひとつ目。
文字通り今朝の北海道わが町は、こん冬の最高、マイナス7度です。
もうひとつ、寒いというより、違うのではないかという話を。
俳優の小沢昭一さんが亡くなりました。83歳です。
今日の日本経済新聞の『春秋』に、その小沢昭一さんのことが書かれてありました。
それは良いんです。
私の言いたいのは後ろの三行に『最後までラジオ番組の収録にこだわっていたという小沢さんだ。言い残しておきたいことが、まだまだあっただろう』というここですここ。
別に難癖を付けるつもりはありませんが、人がなくなると決まりごとのように『言い残しておきたいことがあったはずだ』と、コメントされます。
私の父は大正15年、母は昭和3年生まれで、まさに小沢昭一さんと同じ戦後の混乱期を必死で生き抜いた世代です。
きっと色々なことがあったはずで、まだ言いたりないことも山ほどあるのではと、ときどき思います。
そういう意味では『言い残したことが、あったのでは』という言い回しは正解ですが、私はそうは思いません。
亡くなる人の方に、言いたいことがあったのではなく、残された私たちの方が『聞かなければならないこと、聞いておくべきことがあったはず』だと思うのです。
こんど聞いてみよう「何か、言いたいことは無いか」と。
ん~~、これはこれでなんか変ですね、遺言を残せと言っているみたいで。
自然な形で、話をする時間を作ろう。[^^;;