言葉の重さ

鉢呂吉雄氏が経済産業相に就任した際、脱原発を言葉にしました。

原発行政を所管するのが経済産業相。

つまり、推進する立場にある組織のトップです。

私の第一印象は『そんなこと言って大丈夫かなぁ』というもの。

結論は大丈夫ではなかったのですが、疑問が二つ


まずその前に、

鉢呂氏の選挙区は北海道4区で、私の住む地域の選挙区と違いますが、応援していたので私の意見は偏っているかもしれません。


で、北海道4区というと、下記の選挙区です。

札幌市手稲区 小樽市 島牧村 寿都町・黒松内町 共和町 岩内町 泊村 神恵内村 積丹町 古平町 仁木町 余市町 赤井川村 蘭越町 ニセコ町 真狩村 留寿都村 喜茂別町 京極町 倶知安町

沢山有るので読み飛ばしそうになりますが、北海道に唯一存在する原発泊村もここに含まれます。

それなのに脱原発を口にしていました。

この人に期待しないで誰に期待せよと言うのか。

今の私はそう思っています。


今回辞任の理由は二つで、私の疑問も二つ。

一つは『死の街』発言で、もう一つは『放射能をうつしてやる』発言。

まず最初に『放射能をうつしてやる』の方を。

記者が書いているわりには、ばらばらです。

ネットから拾うと以下。
読売「ほら、放射能」
朝日「放射能をつけちゃうぞ」
産経「放射能をうつしてやる」
FNN「放射能を分けてやるよ」
毎日「放射能をつけたぞ」
日経「放射能をつけてやろうか」

私が見た今朝のテレビでは、
まず、「放射能を分けてやる」。テレビ局は分かりません。

で、もしかしたら、と次々に確認しました。

HBCは「放射能をうつしてやる」
STVは「放射能をつけちゃうぞ」
最後が「放射能を擦り付けてやる」で、これもテレビ局は分かりません。


新聞記者って、というかニュースはニュアンスが伝われば、正確さは関係ないのでしょうか。

これが疑問の一つ。


もう一つの死の町発言。

先の発言に隠れてしまいましたが、これしかなければかなりな問題となったはずです。

しかし、これって事実ですよね。

死の街とは、ゴーストタウンのこと。

ネットによるとNHKもそのように表現していたようですが、やはり、この言葉が問題発言だとすると疑問です。

今私たちのやることは、死の町発言が問題ではなく、そうした町を作ったのは誰で、その責任を誰が取るのか。

ここだと思うのですが如何でしょうか。


まぁ、素直に私の意見を書きましたが、実は、今回感じたのはもう一つ。

言葉の重さです。

最近少なくなりましたが、私も軽はずみに出した言葉、また場を和ませようとした言葉で、人を傷つけてしまったことが、恥ずかしながらいま思い出すだけでも何回かあります。

子供の頃、父に「刃物で人を殺せるが、言葉も人を殺すことが出来るんだぞ」と何回も言われていたのにです。

一民間人の私でも言葉の重さは承知しています。


いずれにしても、脱原発を言ったばかりに、と、言うことで無ければよいのですが。

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このページは、岩井 政海が2011年9月12日 17:43に書いたブログ記事です。

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