あほな話

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ある地方スーパー、経営が苦しいと店舗を閉めました。1店また1店と。最後には会社ごと全部売っぱらってしまいました。

そのスーパーを買った会社が、先々月1店、今月もう1店閉店するとのこと。

そうすると必ず出てくるのが「買い物が遠くなる、不便になる」と言うような意見です。

閉店の噂が出ると近隣の人はいっせいに『閉店反対』を唱えますが、なんで閉店するかも考えてみてはいかがでしょうか。

簡単に言うと、スーパーの周りに住む人、つまり自分たちが買い物に行かなかったから閉店するんですよね。

むろんそのスーパーの努力不足が、一番の原因でしょう。

しかし、お客様は神様とおだてられ、わがままほうだい。1円安いのであっちの店、10円安いからこっちの店と買い物に歩く。

このことも、隣のスーパーがなくなった原因ともいえませんか。

で、最後は自分が不便になる。

損もするんです。なぜなら、こんかいガソリンの店頭価格は150円を越えますよね。

何処の町にも、郊外にショッピングセンターがあり、それはそれは魅力的にお客様を誘います。

たまに覗きますが、私ならそこが日常の食品購入の主たる店にはなりませんね。

行っても、週に1度か月に2度も行けばいい方です。遊びに。

郊外のショッピングセンター、どこも繁盛しているようですが、仮にそこが10円、20円安いからと、150円のガソリン代をかけ、往復1時間も余計に手間をかけ、今回のガソリン高騰を受け、買い物に行くものでしょうか。

いずれにしても、近隣の小さい店を潰してしまっては、これから一生郊外へ買い物に行き続けなければなりません。

と書きながら『そういえば、我が社のスーパーも車で来る人に支えられ成り立っているんだった』と気が付きました。

なんとも、あほな話です。

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このページは、岩井 政海が2007年11月 2日 20:46に書いたブログ記事です。

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