我社は創業して24年。
スタッフは毎年増えて170人くらいになるでしょうか。そのうち半分社員であとの半分がパートさん。
社員の中で、新卒から居る社員は2名。あとは全部中途採用。
そこで、中途採用の難しさをひとつ。
その前に、中途採用者には沢山のよさがありますね。直接関係あることも無いことも、我社へ来る前の経歴で無駄になる部分はないと考えています。
当然ながら、特に新規事業の場合は経験者大歓迎です。
そこで、そこでです。実はこの経験のあること事態が大問題なわけなんです。
新規開業で即戦力として働き、そこが軌道に乗り『さて、もう一段の成長を目指そう』となったとき、我社へ来る前の経験が邪魔をするのです。
付いてこられない人のなんと多いことか。むしろ未経験の分野から採用した人にはこの言い方が当てはまらずに驚かされます。
どうしても、前の仕事の経験が随所に顔を出すんですね。「前はこうやっていた」とか、新しい提案をしても「はい、解りました」とは言いながらすぐには行動に移しません。
人間という物は、一度見に付いた殻を破ることがなかなか出来ないようです。
企業の成長と共に、その人が成長しているならこんな問題は起きませんが、しかし、おおむね昔の経験が邪魔をして、足を引っ張ることになります。
だからと言って新規事業が軌道に乗ったから、「あなたは、もう不要です」とは言えません。
社員もパートさんも同様ですね。
これが中途採用の難しさかな。