義父は義足

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義父が亡くなって7月12日で13年。今年13回忌です。

義父は石炭を運ぶトロッコの運転手でした。そのトロッコで片足を切断したので、私が出会った頃は義足でしたね。

当時妻は小学校6年だったそうです。

私の最初の出会いでは、義父は田のあぜに立ち、水の具合を見ていましたが、それはそれは堂々とした威厳ある姿でしたね。

もっとも、可愛い娘にちょっかいを出している男に、ほんとうは会いたくなかったのかも知れません。

また、義父はひじょうに我慢強い人でもありました。

私も経験ありますが、米を作るのは両足が有っても大変な仕事ですが、それを片足で全部するんですよ。

そればかりではなく、畑作もイチゴを中心にかなり作っていましたね。

ほんとうに尊敬する人です。

いましがた妻にどっちの足が無かったのと聞いたところ、3分ほど思案して「左足でなかったかなぁ~」と自信なさそうです。

私にとっては義足の父は異常な姿でも、小学校6年から片足のないお父さんは、妻にとって普通の姿だったんでしょうね。

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このページは、岩井 政海が2006年7月 5日 19:48に書いたブログ記事です。

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