理想と現実

2012.0912牧草の出来具合DSCF5385.jpg

写真は北海道サフォーク牧場の放牧地です。

どうです?、きれいに見えるでしょう。[^^;;


我社の牧場を造るときの基本は三つ。

1.できるだけ木は切らない。
2.次に、化学肥料はやらない。
3.で、最後が蹄耕法と言って、羊の足で山谷を耕し草を作ること

こう考えていました。

ところが、なかなか思う通りにはなりません。


まず1ですが、木を残すとその木がどんどん大きくなり、日陰が増えます。

日陰が増えると羊の食べる草が伸びません。


化学肥料をやらないは、今も続いていますが、もともと肥料っ気の無い山谷の開拓ですから、羊の出す糞尿だけでは全然足りないのです。

だから、草が伸びません。


最後の羊の足で山を耕す蹄耕法は、効率が悪く草の種をかなり撒きましたが、さっぱり生えてきません。


ということで、理想通りにはいきませんね。


あっ、写真の件ですが、一見よい放牧地に見えますよね。でも、実は牧場の経営者、つまりプロから見たらただの雑草の野原なんです。

ミニ開拓から6年経ちましたが、理想と現実のギャップをどうやって埋めるか、いまだ解決策は見いだせていません。


放牧地を見ての、今日の乾草ではなく、感想でした。[^^;;

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このページは、岩井 政海が2012年9月12日 17:04に書いたブログ記事です。

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