東北地方太平洋沖地震に思う

もう25年ほど前になるでしょうか、入院していたことがあります。

その時の話し。


知り合いの塗装関係の人が見舞いに来ました。

「いわいくん、病気は気からだよ。頑張れ、ガッはっはっはっ、」と、励まして帰っていきました。

こちらは、手術後の痛みに、うんうんうなっている最中でした。

『病気は気からって、じゃぁなんでこんなに病むんだ』と思いながらも、その日焼けした半そでからのぞく腕を見つめ、これって、見舞いになっていないなと。

それまでの私は、病気の友がいたら真っ先に見舞いに行ったものです。

ですから、私も同類、この人を批判できません。


さて、話は変わりますが、東北地方太平洋沖地震。

地震直後、友人が心配になり電話を8本ほど掛けたのですが、ほとんど通じません。

それもそうで、後から知ったのですが、制限が掛かっていたとのこと。


その後あきらめ、ツイッターのタイムラインを読んでいました。

ツイッターって凄いですね、被害の深刻さがひしひしと伝わるような情報が、次々と流れていきます。

『電話は通じないのに、ツイッターは生きている』、これって凄いことですよね。

しかし、悲しいかな、その中には明らかにいたずらだと思われるものも流れていました。

また、いたずらでなくても、『これって、急ぎじゃないよね』と、思われるものもかなりあります。

このとき気が付きました、いたずらなど人を混乱させる犯罪モドキは別にしても、不要不急の物にも善意の妨害があるのではないかと。


そして考えました、今回のような大災害で、直接の被害者でない私がとる最上の行動は、と。

応援には行けません、北海道ですから遠くて。

仮に言ったとしても、邪魔になるだけです。


携帯の不通の件、ツイッターのタイムライン。

もしかしたら、何もしないことが私にとって一番重要じゃないかと。

私がかけた携帯電話は、冷静に考えるとその時でなくても良かったのです。

私がかけることによって、電話に制限がかかり、緊急な人や本当に必要な人の邪魔になったのではないかと思うのです。

タイムラインを流れるツイッターには、重要なことも有るはずなのに、急がない文章がそれを隠していました。


そこで、金曜日の夜から、携帯電話の使用は最小限にし、ツイッターへの書込みは休止して、読むだけにしております。


別な言い方をすると、消防車やパトカーがサイレンを鳴らして通ると、道を明けますよね。

このやり方が、今回のような災害時にも、私の取りうる最上のお手伝いではないかと思うのです。

もちろん私が直に協力できることはしますが。

アイマトン

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このページは、岩井 政海が2011年3月13日 11:26に書いたブログ記事です。

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