ノーベル平和賞に思う

ノーベル平和賞、の話の前に、私がノーベル賞を知ったのは小学校4年の時。

日本で始めてノーベル賞を貰った(当時は、ノーベル賞を取ったと言っていたような気がします)のは、湯川秀樹という偉い人なんだと。

「そうかぁ~、ノーベル賞ってものすごいことなんだ」と、意味も解らずとにかく感動したものです。

それ以来その感覚がず~っと残っています。

ですから、いまだにノーベル賞と聞くと反応してしまうのです。


それで本題です。

話題の2010年のノーベル平和賞は、中国の民主活動家・劉暁波(りゅうぎょうは)さん。


2009年の平和賞はアメリカのオバマ大統領。

これって、皮肉というか、嫌味というか。

だって、世界で一番よその国の人を殺している国家の大統領にノーベル平和賞を与えるんですよ。

これをブラックジョークといわずになんというのでしょう。


まぁ、それはともかく、今年のノーベル平和賞も、中国人にとってはずいぶんと善意(悪意かも)に満ちたノーベル平和賞の与え方ですよね。

私も含めた普通の日本人の反応は、「おめでとう」と言うものです。

これでなんとか、中国に民主化運動が根づいてくれればという願望の元に。

また、いままで日本が中国の横暴にどれほど泣かされていたのか、それを考えれば言葉は悪いのですが、「ざまぁ~見ろ」とも思います。


でもですよ、なんか変です。

冷静に考えると中華人民共和国にとって、劉暁波さんは犯罪者ですよね。

その犯罪者に世界的に権威あるノーベル賞を与えるのですから、中国が反発するのも解るような気がするのです。

だって、悪法も法というではありませんか。

その国の法に違反して刑務所に入っている人に、「あなたは偉い」と言うのは内政干渉じゃありませんか。

民主主義は世界で最高(いまの所)の社会制度、これは認めます。しかし、唯一絶対の国家体制なんでしょうか。

それを信奉するのはその国の勝手ですが、それを押し付けるのはいらぬお節介ではありませんか。

イラクに対するアメリカ合衆国のように。


ちなみに、湯川秀樹さんがノーベル賞を受賞したのは1949年。私の生れた年でした。

これを知ったのは今日です。無知が恥ずかしい[^^;;

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このページは、岩井 政海が2010年12月11日 19:29に書いたブログ記事です。

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