羊の敷き藁と鴨の敷き料を積んでおくと、発酵し良い堆肥になります。
その発酵を進めるために、ときどきショベルで拡販し酸素を供給してあげるのですが、それが今日の仕事。
私は、鼻が曲がるほどのこの臭い好きなんですよ。
子供の頃、父は堆肥を作りその発酵状況を見ながら「良い堆肥だ、これで美味しいトマトが出来る」といつもはしかめっ面ですが、その時ばかりはニコニコしていました。
たぶんそばで見た私は、子供ながら嬉しかったんでしょうね。それが堆肥の臭いが好きになった理由だと思います。
あっ、でも万人向けの臭いではありませんよ。念のため申し添えておきます。
写真は発酵した堆肥で、70度にもなる湯気がもうもう状態。
これが良いんですよ~。
と、ここまで書いて、たしか以前にも堆肥に関するブログを書いたはずだと、検索してみました。
====ここから 2006年4月10日の記事
前回、理にかなった畜産としての残飯養豚の話をしました。
人間の食べない物や残した物→これを豚の餌とする→豚の肉を人が食べる
整理すると、このようになります。
私はこれを一部改良し、次のようにしようと考えています。
人間の食べない物や残した物→これを堆肥にする→牧草地の肥料にする→羊など草食動物を牧場に放す→そこで育った肉を人が食べる
これが、日本の理想の畜産経営の姿だと思います。
なぜなら、残渣をそのまま動物の餌とするより、植物を間に入れることは大きく安全性が増すからです。
また、国土の狭い日本は山にへばりつくような急斜面まで耕作地としていますが、その狭い国土を有効に使う為にも資源を無駄にしない生ゴミと言われる残渣の利用はこれから必須となり、また当たり前となるでしょう。
====ここまで
北海道サフォーク牧場の原点ですが、
われながら良いこと書いているなぁ~[^^;;