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2009年1月 8日

●厚顔の美少年

年が明けたので、昨年12月初めの話です。

もっとも信頼する友人の弟さんが亡くなり葬儀に出席しました。

弟さんとも取引があり、長いお付き合いをいただいた方です。


葬儀が始まる前「あっ、そういえば・・・」と、思い出したことがあります。

確か友人のお姉さんは、私の高校時代の部活担当の先生の奥様だったはずと。今日は来ている?。

探すといらっしゃいました。

確か70歳は超えているはずですが、若々しくはつらつと当時そのままです。

席を立ったので『挨拶を』と、後を追い「こんにちは先生。ご無沙汰しています」。

「あぁ~、・・・・」。

話し方から、どうも思い出せていないようですが、前回お会いしてから20年以上経っているのでそれもしょうがないかな。

「あの~、赤平西高で、」と全部言い終わらないうちに「あっ、そうか君か~、いやぁ~解らなかった」「そうかそうか、元気か」と。

丁重に挨拶をしてその場を立ち去りましたが、S広先生、どうも名前まで思い出してはいないようです。

『まぁ、しばらくお会いしていないからしょうが無いかな』と思っても、あれだけ若さをぶつけあい部活の練習をしてきたのに、ぜんぜん思い出せないなんて、かなりさびしい話であり、少し腹立たしくもありです。


ところで、メガネフレームを変えた話。

今朝トイレで手を洗い、ふっと鏡をみると、そこには疲れはてぼやぁ~っと立つどこかのオジサン。

『やっぱり、メガネが合わないかな~』とメガネのせいにしたものの、そのときです。

『あっ』と、思い出したのです、葬式の際の出来事を。

S広先生、お年を召して思い出せなかったのではなく、私の当時、そう高校時代とはあまりにもご面相が変わりはて、紅顔の美少年(誰も思っていない)が厚顔の中年(老かな)となっていたので、きっと繋がらなかったのでしょう。

S広先生、少しだとは言いながら、腹を立ててどうもスイマセン。

むろん鏡の中の顔、自分では解りましたよ。[^^;;