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2008年12月25日

●派遣切り

以前面接に来た人、5人ほどですが、お説教をして帰したことがあります。

履歴書を見ると、かなり能力がありそうでした。いま考えるともったいないとも思いますが。

でもその人たち、職歴を見る限り、どう考えても我社で働くより、別な職業のほうが幸せになると。


「あなたは、どんな人生を送りたいの?。いま履歴書を見る限り、我社で新しい仕事をするより、料理人の職を選んだほうが良いと思いますよ」と。

「ところで、本当にやりたい仕事は何ですか」と訊ねると「料理の世界で生きていきたいです」と。

やっぱり。

「貯金は幾らあるの?。もし今々の生活に困っているのではなければ、仕事は腰を落ち着けて探し、その道に進み職歴を積み上げたらどうですか」とも。

その人たちは納得して帰りました。


朝礼などで社員には、いつも同じことを話しています。

「収入の9割で生活しなさい。まず1割は除けて貯金し、残りで生活するんです」。

「もし株式会社アイマトンを辞めるようなとき、お金が無いと目先のお金に釣られて何でも良いからと職業を選択します。こんな場合そこもすぐ辞め、結局また新たな職業を探すはめになりますよ。そうならないためにも現金をためなさい」と。


派遣の仕事を選ぼうとした人にも、同じような話をしました。

「自分のやりたい仕事や、履歴を積み上げる仕事を選ばず、給料が高いだけで仕事を選ぶと後悔しますよ」と。

また、続けて「給料が高いのには、高いだけの理由があるんですよ」とも。

今起きている派遣切りのニュースを見るたびに、そのときのことを思い出します。

でも、これって、取りかたによっては、我社の給料の安さの弁解?。