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2006年5月 3日

●喧嘩に強い社員へ転勤を要請する

事業所が何ヶ所もあると、社員の配置換えや場合によっては転勤も必要となります。

配置換えや転勤で気をつけていることは二つ。

一つは、社員の成長を考えることです。

社員の一人をこの職場へ配置換えして伸びるか、それともつぶれてしまうか考えます。

伸びると想定できれば、配置換えを検討します。

会社の一番の財産は、土地でも建物でもありません。人です。

財産といわれる人を磨き続けるのが、会社の使命であり、それが会社自体の成長と安定をもたらします。

人を磨くにの砥石が必要です。社員にとって、配置換えの新たな職場がその砥石に当たります。

もう一つが、向き不向きです。

能力があっても、成長を見込めても、不向きの場合には配置換えの対象とはしません。

地道な努力をしながら仕事をする肉職人を営業職に回したり、総務に配置換えをするなどはまずしませんね。

急を要する場合には、必要とする仕事に、向いている人を向けます。

配置換えを成功させるには、たとえ同じ職場の配置換えでも、丁寧に説明し、本人は勿論のこと、社内全体の調整はさせておき、その上で配置換えをします。

また、転勤の場合は、よほどのことが無い限り、本人の承諾も無しではしません。

転勤をさせる社員は、前述の用件の二つ、成長と能力の両方とも必要と感じた者だけに
依頼しますが、もう一つ、最近は喧嘩に強いかどうかも考慮しますね。

もっとも、それもこれも社員の成長性や能力、また向き不向きの判断をする側、つまり、会社や社長、また直属の上司に、人を見る目が無ければ成立しません。


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