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2005年6月11日

●謝って済むなら警察は不要

昨年から北海道では大問題となっている北海道警察の裏金問題は、あと5000万円追加返還することになりました。

これで、返還額は合計9億5700万円になるとのこと。

この9億円ものお金を、警察官それぞれ個人が、預かっていたのでしょうか。

金額の多寡はともかくとして納得いきませんね。

10年位前になるでしょうか、バリ島へ旅行に行ったことがあります。

一緒に行った人と、バリ島の観光地の山へ登ることになり現地の案内人と5人で車でいきました。

途中で車を止められました。

「何をしようとしているんですか」と、案内人に聞きくと、「・・・、任せてください」と、お金を渡しています。

「へ~、有料道路だ」。

実はこれは警察官が観光客からお金を徴収しているもので、私的通行税とでも言うのしょう。

そのとき『日本の警察は優秀だ。賄賂を取るなどの不正は絶対しないな』と、誇りに思ったものです。

ところが今回の裏金の騒動を見てください。

最初は「そんなことはしていない」と議会で拒否し、ばれると「私的使用では無い」と開き直り、うるさく言われると「返せばいいんだろう」と、これが今回の新聞記事です。

食べたり飲んだり、小遣いとして個人のふところに入れることは、まぎれもなく私的使用です。

いまさら預かっていました返しますとは、どう考えてもおかしな話しです。

しかも私的使用も無いし、返すのだからと謝りもしません。

笑い話に有りましたよね、『謝って済むなら、警察は要らない』というのが。

新聞も裏金問題と記事にしています。裏金とは法的につじつまの合わないお金と言う意味でしょう、それなら、法律に違反して支払われたお金です。

警察には、交通違反で捕まったことありますよね。許してもらえましたか。

普通の人は、ついうっかりしたときの違反に限って警察に見つかるものです。

幾らうっかりであろうと、法律違反に違いは無いので、それは仕方が無いとほとんどの人はあきらめて罰金を支払います。

しかし、道警は裏金と言う法律違反で受け取ったお金を返して、それで終わりにするのでしょうか。

しかもだれも責任を取ってやめないとは。恥ずかしくは無いのでしょうか。

思い出してください。
警察官はつい最近まで、子供の憧れの職業でしたよ。

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