●ワインの絞り粕を食べさせて合鴨
紹介しますね。
北海道ワインさんの協力でワインの絞り粕を食べさせて育てた合鴨です。
====ここから『あいがも物語』から
北海ワイン鴨誕生まで
●おしい鴨を作りたい。
さて、おいしい鴨とはなんでしょうか?うまみ?脂身?やわらかさ?見た目?そう全てです。その全ての要素が集まって「旨い」となります。ではその「旨い」鴨を作るのにはどうすれば良いのか、
●おいしい鴨の決まり
鳥類をおいしく肥育する方法とは、「健康に大きく育てる」この概念はもともと北海あいがもで培ったこと、なぜ大きく育てるとおいしくなるか、大きくなるにつれ赤みの旨みは多くなり、成長に比例して皮が厚くなり脂肪を蓄えるからである。では現在の北海あいがもより健康で大きく育てるにはどうすればよいのか、いろいろな案が駆け巡りひとつの結論に達する。「鴨は健康で元気に育てば自ら大きく育つ、だから健康で元気になる餌を探そう。」
●健康になる餌
そんな状況の中、TVで「ポリフェノールの抗酸化作用」について放送されているのをたまたま目にする。「そんなに健康に良いものなのか?」以前某レストランのシェフがつぶやいていたのを思い出した。ワイン→ポリフェノール、、そうか!でもまさかワインを飲ますわけにも行かない、、ん!しぼりカスか!
●北海道ワインさんとの出会い。
どうせなら北海道を代表するワインのしぼりカスを与えてみたい。実は北海道ワインさんと北海あいがもの出会いはここが始めてではない、その出会いは会社ではなくお互いの商品がレストランのテーブルの上で出会っていた。
すばらしい組み合わだと感じた。しかし、絞りカスを分けていただけるのだろうか?半信半疑のまま北海道ワイン鶴沼ワイナリーさんへ訪問する。やはり先着がいたのだ、それは化粧品業界だった。落ち込んだままブドウ畑を横目に山を下ろうとする。
車から折り、葡萄を眺めながら考えた「化粧品業界が目をつけるほどの物なのか、、」そうか、ワイナリーまだある。それほどの物ならなおのこと諦められない。と、早速北海道ワイン小樽工場さんへ連絡、当社の熱意が伝わったのか、なんと分けていただけることになり、希望の光がみえてきます。
●試験肥育開始
鳥類は、もともと飛ぶ性質上体を軽く保つ性質がある。つまり食べたものを体内にはなるべく残さず、腸が極端に短いと言うことである。その分腸の吸収力はものすごく、一気に吸収してどんどん成鳥する。200gくらいのヒナだったものが4kg近くまで60日で到達することを考えてみれば、納得である。
では、そのワインの絞りカスを与える期間が問題になる。以前ホエーの実験結果でも有効だった、成長期の出荷前30日で実験開始、幾度かの失敗があったものの、最終的に生後30日から通常の飼料に混ぜて投与を開始、急激に大きくなる。生後63日にて出荷。
●完成
「旨み」
従来の北海あいがもと比べると、ほのかに甘みが増した。赤身に関しては味自体が若干濃くなった。
「脂分」
明らかに脂肪厚が多くなった。赤身との脂肪バランスが増えた為、口に入れた際にはかなりジュージーな肉に仕上がった。
「やわらかさ」
もともと北海あいがもはやわらかい。
現在
5月上旬販売開始に向け飼育中
====ここまで『あいがも物語』から
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