●我社は出入りの多い会社
今日も採用の話です。
名も知られていない会社の24年前の創業当時と言えば、望んでも経験者なんか応募してきませんでした。
それどころか、どう考えても続かないだろうと予測のできる人でも面接に来ます。
しかし、贅沢も言っていられないので、応募してきたらとにかく全員採用しました。
案の定、社員となっても採用する片端から次から次へと辞めていきます。
あるとき面接に来た人が「こちらは社員が長続きしませんね」というではありませんか。
「どんな理由でそのようなことを言うのですか」と聞くと「いやぁ、友達が出入りの多い会社だと、言っていました」とのこと。
『へぇ~、世間ではそういっているんだ』と変に感心したものです。
当時は毎月のように社員が増えていたので、その人には「出入りが多いんじゃなく、社員が増えていくので、入り出が多いんだ」と。
だって、出入りとは、人が出て行き入ってくることですよね。つまり、社員の人数は減ります。
しかし、入り出とは社員が入ってきて、仕事を続けられないので出て行く人もいるのです。入るほうが多いわけですから、社員が増える時の言葉にはぴったりです。
ですから、人が増えている我社には、入り出がふさわしい言葉だと、つまらない見栄をはったものです。
当時から見ると、良い会社になりました、また、良い社員が沢山増えたと思っています。
なぜ、そうなったか。
それは、・・・・・・・、この次書きますね。