●たかがめん羊、されどめん羊
10月5日 am
今日から、いよいよ自分のサフォーク種を撰びます。予定は3農場から雄2頭、雌70頭。
北海道サフォーク牧場の、記念すべき最初の羊を購入する牧場です。(ちょっと気負いすぎかな?)
エチューカから二日あわせて10時間ほどかけ、サウスオーストラリア州ブロウグトンロッジ牧場へ付いたのですが、もうへとへとです。
でも、羊を見ると元気が出ます。
同行のM氏のポルドーセット種購入牧場を3ヶ所訪問後の、4ヶ所目のめん羊牧場訪問ですが、ここは最高に家庭的な雰囲気で迎えていただきました。
ダッフィールドさん経営者夫妻と息子さん。それにおじいちゃんとおばあちゃん。
おばあちゃんは、英語のわからない私に羊のことを一生懸命説明してくれるんです。
羊と5人くらいで写った昔の写真を持ってきて見せるんです。
『この羊は大きかったんだよ、150kg有った』とか。その説明する姿には、言葉は解らなくても人柄が伝わってきて、なんかじ~んときましたね。
家族の私への接し方をみても想像できましたが、ブロウグトンロッジ牧場は丁寧に運営されていてやはりめん羊はすばらしい物でした。
明日、種オスのセリを牧場内でするとのこと。写真を見てください(帰国後)、それはそれは素晴らしい羊です。
ここから、雌28頭と雄9頭を選びました。
これで4軒目の牧場回りですが、毎日綿羊や農場を見ているとある種のルールを感じますね。
飼育する人次第と言うか、牧場主の性格がそのまま羊の良し悪しまで繋がるようです。
ちょうど昼時だったのですが、ダッフィールドさんではサンドイッチやサラダ、コーヒーなどの飲み物、果物を用意してあり、家族総出でもてなしていただき感謝感激です。
この牧場では40年ほど前ですが、おばぁちゃんが現役の頃、北海道に綿羊を輸出したそうで、歴史のある、また風格のある綿羊牧場です。