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2005年4月 4日

●腐敗の温床、権力の傘の下

幾ら小さな会社の社長でも、社内ではそれなりの権力を持っています。(小さな声で言いますが、私もです)

ほとんどの零細企業の社長は、こじんまりした権力でも、3年、5年、10年と、年数を重ねるにしたがって、その権力を通常の自分の力と過信していきます。

それが身につくと、行為、行動は、不遜になり、横暴となって最後は裸の王様となっていきます。


ローマ法王ヨハネ・パウロ二世が死去しました。

今日の新聞はかなりの紙面を使いそのことを報道しています。

過去に話した言葉を読んでいると、すばらしい人だったんだとあらためてその偉大な業績に、感心しますね~。

それに対してコメントできるものでは有りませんが、一つだけ。

過去に遡り、自分たちの行いを反省しているのには、いちばん驚きました。

世界でもっとも大きな権威を持つ団体。それもそのトップが、素直に過去の行いを反省しているのですから。

これを自分の身の回りに置き換え考えると、政治家、官僚、大企業のトップ、等々続く失脚に、「なぜ?」という疑問の答がここに有るような気がします。


小心者社長も、長くそのいすに座っていると、やぶれ傘の権力と言えど、傘の下はときに居心地の良い場合も有ります。

例えば、お金の心配の無い社長とは、実に居心地の良いものです。

権威の伴わない権力は、内から崩壊することを知らなければなりません。

偉そうなことを行っていますが、自戒の念として。

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