九死に一生 その2

九死に一生の話し、昨日の続きです。

 

今回は小学校4年生の時の話です。

自宅から東へ1km行くと、幅30m深いところで2mほどの小川がいまでもあります。

幌倉川と言うその川は私たち子どもの絶好の遊び場で、夏休みには毎日ドジョウやカジカと戯れていました。

 

我が家は分家で、その川の近くに父の実家の本家があり弟妹従妹達8人の一番の年長者が私です。

そのこじんまりした団体のガキ大将の私は、手下にいいところを見せなければなりません。

これが間違いの始まり。

その川の中ほどまで突き出ていた柳の木に登り、ゆさゆさと大きくゆすぶり『どうだ、俺はすごいだろぉ~』。

他の子たちは、5m(今考えると3mほどかな)下から見上げて『兄ちゃん、カッコイイ~』と、感動していたと、・・・思います。

 

ところがあろうことか、そのヤナギの木は二股から裂けて折れたのです。

今だと分かるのですが柳の木って折れ易いのです。

でも当時はそんな知識などありません。

もちろん私は河原の大きな石の上に背中からドスンと。

そこから何分か、・・・その日の記憶はありません。

手下たちは、兄ちゃんは死んだと大騒ぎになったとのこと。

これは大人になってから聞いた話です。

でも、確かに私は死んでいました。[^^;;

 

でも、九死に一生と言うけれど今回はその2です。

2回も経験していたら九死に一生とは言わないかな。[^^;;